ネット拡散で問題になったのが、熊本地震時のライオンの逃亡騒ぎ。
最近の記事で、知ったのだが。
コレは、南アフリカに居たライオンで、名前がコロンブス君だった。
ただ、このコロンブス君は、写真撮影後、間もなく死亡したという。
2016年4月、二度目の地震(本震)の後、ヒゲ夫婦は避難所の本荘小学校へ。
体育館は、大勢の避難民であふれていました。
そんな中、ネットのデマが伝わります。
「 阿蘇の赤橋が落ちたんだって。 」 「 まさか! 本当に? 」
更に、「 熊本市動物園が崩壊して、檻からライオンが脱走したらしい。 」
皆、沈黙した。
予想だにしなかった大地震を生身で感じた私達には、ありうる話と思えたのです。
動物園から、そう遠くない所に居るヒゲ達は、押し黙るしかありません。
やがて、ヒゲは尿意をもよおすのですが、トイレまでは沢山の人々とブルーシートの間を
抜けて行かなければなりません。
足がおぼつかないヒゲには、到底たどり着けない距離です。
しょうがない!!
カァちゃんは、尿器を取りに帰ります。
見晴らしのイイ校庭で車椅子に座りながら、尿器に用を足しながらヒゲは思った。
ライオンが現れたら、動けないヒゲが最初に殺られるに違いない。
まぁ、ライオンが現れなくても、こんな環境下で何時まで持ち堪えられるか?
どう考えても、ヒゲには死と隣り合わせの難題が山積みでした。
次の朝、ヒゲは我が家に戻ることを決意した。 一か八かの判断です。
当然ですが、カァちゃんは躊躇します。
崩落のリスクを宣言(?)されたマンションだからです。
これも、実はデマに近い話でした。
話しが伝わるごとに、大きくなっていったのです。 よくある話で。
ヒゲは、カァちゃんに言いました。
「 内のマンションが崩落する時は、熊本市のほとんどの建物が潰れる時たい。 」
「 どこに居ても助かる可能性は同じ。そんなんなら、我が家で死のう。 」
マンションのエントランスに入った時、車椅子のヒゲは気付きました。
「 そうか! エレベーターは動かないんだ。 」
ためらっている暇はありません。
腹を空かせたライオンが、徘徊しているのですから?
車椅子を一階に留め置きにしたヒゲは、なんと!階段を上り始めたのです。
頼りの右足だけを支えに一歩一歩。
途中、階段の壁を左脇に抱えて休憩を繰り返して。
血圧上昇や脈拍増大が、動脈瘤と人口血管接合部を危うくしないか心配しながら。
何はともあれ、5階まで自力で進むしかありません。
休憩を繰り返しながら、ずいぶんな時間を掛けて、やっとこさ我が家に入りました。
カァちゃんは急いで、水の蓄えを始めます。
ガスは使えないけど、カセット・コンロがあります。
水さえあれば、サバイバルは何とかなりそう。
やがて、電気が復旧し、テレビから情報が入り始めます。
すると、なんて事でしょう!
動物園のライオンは、檻の中に居たのです。 ネットの写真はデマだった。 トホホー
階段登りが原因で、再び大動脈乖離を発症したら、もうアウト間違いなしだったでしょう。
災害時のデマの恐ろしさを、身をもって体験したのでした。
http://blog.with2.net/link.php?1046790
↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
最近の記事で、知ったのだが。
コレは、南アフリカに居たライオンで、名前がコロンブス君だった。
ただ、このコロンブス君は、写真撮影後、間もなく死亡したという。
2016年4月、二度目の地震(本震)の後、ヒゲ夫婦は避難所の本荘小学校へ。
体育館は、大勢の避難民であふれていました。
そんな中、ネットのデマが伝わります。
「 阿蘇の赤橋が落ちたんだって。 」 「 まさか! 本当に? 」
更に、「 熊本市動物園が崩壊して、檻からライオンが脱走したらしい。 」
皆、沈黙した。
予想だにしなかった大地震を生身で感じた私達には、ありうる話と思えたのです。
動物園から、そう遠くない所に居るヒゲ達は、押し黙るしかありません。
やがて、ヒゲは尿意をもよおすのですが、トイレまでは沢山の人々とブルーシートの間を
抜けて行かなければなりません。
足がおぼつかないヒゲには、到底たどり着けない距離です。
しょうがない!!
カァちゃんは、尿器を取りに帰ります。
見晴らしのイイ校庭で車椅子に座りながら、尿器に用を足しながらヒゲは思った。
ライオンが現れたら、動けないヒゲが最初に殺られるに違いない。
まぁ、ライオンが現れなくても、こんな環境下で何時まで持ち堪えられるか?
どう考えても、ヒゲには死と隣り合わせの難題が山積みでした。
次の朝、ヒゲは我が家に戻ることを決意した。 一か八かの判断です。
当然ですが、カァちゃんは躊躇します。
崩落のリスクを宣言(?)されたマンションだからです。
これも、実はデマに近い話でした。
話しが伝わるごとに、大きくなっていったのです。 よくある話で。
ヒゲは、カァちゃんに言いました。
「 内のマンションが崩落する時は、熊本市のほとんどの建物が潰れる時たい。 」
「 どこに居ても助かる可能性は同じ。そんなんなら、我が家で死のう。 」
マンションのエントランスに入った時、車椅子のヒゲは気付きました。
「 そうか! エレベーターは動かないんだ。 」
ためらっている暇はありません。
腹を空かせたライオンが、徘徊しているのですから?
車椅子を一階に留め置きにしたヒゲは、なんと!階段を上り始めたのです。
頼りの右足だけを支えに一歩一歩。
途中、階段の壁を左脇に抱えて休憩を繰り返して。
血圧上昇や脈拍増大が、動脈瘤と人口血管接合部を危うくしないか心配しながら。
何はともあれ、5階まで自力で進むしかありません。
休憩を繰り返しながら、ずいぶんな時間を掛けて、やっとこさ我が家に入りました。
カァちゃんは急いで、水の蓄えを始めます。
ガスは使えないけど、カセット・コンロがあります。
水さえあれば、サバイバルは何とかなりそう。
やがて、電気が復旧し、テレビから情報が入り始めます。
すると、なんて事でしょう!
動物園のライオンは、檻の中に居たのです。 ネットの写真はデマだった。 トホホー
階段登りが原因で、再び大動脈乖離を発症したら、もうアウト間違いなしだったでしょう。
災害時のデマの恐ろしさを、身をもって体験したのでした。
http://blog.with2.net/link.php?1046790
↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。
両膝がいうことをきかず人工関節のオペ直前の大地震。
日ごろはベッドの上の生活の母が隣家まであるいたのです。
火事場のなんとか・・・でしょうが、人間のポテンシャルは深いなぁと思いました。
ライオンと遭遇したらどうなったのでしょう?
積年の飲酒でしみこんだアルコールが百獣の王様の好みに合わないかもです。
WW2の空襲と長年の悪政で破壊された熊本の街、
あの震災でますます魅力ない街になった気がします。
最近、膝とか股関節の手術体験者の話しをよく聞きます。
医学の進歩で、元気に復活している方々が多いようですよ。
完全復活とまでは行きませんでしたが、ヒゲも医学の恩恵に支えられて、酒も嗜めております。 (笑)
ただ、歳が歳なのでデイケアに通ってますが本人は嫌のようですね。
最近は甥っ子が頻繁に遊びに来てるようで、将来の墓守を担うつもりでしょうか。
「あの世に金はいらんけん」が口癖の母なので、諭吉をばら撒いているのかも。
帰熊するまでは元気でいてほしいオッカサンなのです。