田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

アルハラ怖~い

2018-12-03 17:01:33 | ヒゲの毒舌
1970年4月、街中には大阪万博のテーマソングが流れていました。
  🎶  こんにちは~ こんにちは~ ♬ 世界の くにから~ 🎶
人間洗濯機や月の石が注目されたものです。

今日は、D大・将棋部の新入生歓迎コンパが、京都の繁華街で行なわれています。
畳の個室に円卓、中央にはすき焼き鍋が。 いかにも、学生相手の店です。
                 
牛肉は瞬く間になくなり、ヒゲはチビチビの残ビールを頂いてます。
今みたいな、飲み放題のシステムがない時代。
学生宴会の基本は、ひとりにつき、ビール一本&日本酒一本。 シブ~い。
だから、あまり好きなようには飲めません。 (涙)

やがて、先輩方がお銚子片手に、新入生のテーブルにやってきました。
歓迎式典の始まり。 歓迎と云う名のアルハラ&虐待です。
日本酒を強要して飲ませ、酔っぱらわせ、根性を鍛える(?)のが趣旨です。
新入生は、ほとんどが真面目(?)な学生だから、初めて(?)飲む酒です。
お猪口一杯飲まされると、ひっくり返って、ゲエゲエ言います。「酒怖い、酒怖い!」

次のテーブルに居るヒゲに、先輩が近づきます。
「 お前は、九州の熊本出身だったな。熊本云うたら、クマを食うて焼酎を飲むのか? 」
   ( 当時の、熊本に対するイメージはそんなモノ。 天草は長崎県とか。 )
「 まあ💦、そうですネ。 」
「 じゃあ、焼酎で鍛えてるから、酒は強いんやナ。 」
そう言うと、卵が入れてあった丼とお銚子を持って来て、ヒゲに丼を持たせます。
お銚子二本を上に掲げて、みんなに披露しながら丼に注ぎました。
「 さあ、飲め! 」 アルハラのつもりでしょう。
              
ヒゲは驚きます!
何しろ、一番嫌いな(?)モノが、そこにタップリ在るからです。
先輩を見ながら、「 こぎゃんイッパイ、飲んで良かっですか? 」
感動のあまり、つい熊本弁が出ます。
 「 ウン、遠慮せんでいい。 」
ヒゲにとっては、笑いの止まらぬシチュエーションです。(クスクスクス うっふっふ~)
酒がなくて、ムズムズし始めた頃ですもん。
コレって、羊の群にオオカミと云うのでしょうか。
 
  
ゴクン・ゴクン、さらりと飲み上げて、先輩に言った。
「 あの~ もう一杯頂いて良いでしょうか? 」
先輩は、驚いて逃げ出した。 「 化けモンや。 」 
こんなんに酒飲ませても、ザルに注ぐようなモノ。幾ら在っても酒が足りない。
・・・ ってなわけですタイ。
それから二度と、ヒゲにアルハラする先輩方はいませんでした。

宴席では、とうとう放歌の登場。
まだ、カラオケ機が作られてない時代。
三回生の立Oさんの 「 お手拍子ちょうだい 」 が、名調子で始まる。
                    
 ♬ よーべ 父ちゃんと寝た時は  へーんなところに イモが在る  ♬ そーれ
         父ちゃん このイモなんの芋? 
 🎶  ぼーや よーく聴け このイモは 坊やを創った種イモさ ♬

 🎶 よーべ 母ちゃんと寝た時は へーんなところに アナが在る  🎶   ゲラゲラらー


女子が居る席なら、たちまちセクハラとひんしゅくかも。
野郎ばかりの、真っ黒な男クラ部ならではの春歌で、気を晴らしたのでした。

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2 コメント

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師匠ゆずり (batten)
2018-12-04 00:22:33
酒の強さは二本木生れの親ゆずり。
酒席での猥歌は自称「新市街のフランク永井」の師匠の影響が特大の私です。

午前の仕込み中は平凡といえば平凡なアリガタヤ節&裕次郎。
夜のスナックでは8トラレやレーザーディスクでフランク永井。

年に数回の職場の飲み方は師匠や兄さんが色々とご指導です。
広町の山本屋2階や羅生門下通り店などでの大宴会。

都都逸や応援歌の講談の一説、若かろうがババアだろうが春歌に猥談はお構いなし。

春はよう~~、春は菜の花かき分けて~~と歌いだす8歳上の捌けない兄さん。
一つ出たホイのよさホイのホイは和食の煮方。

青い山脈のエロ替歌は酔った師匠が大好きでした。
チチモシマシタ・ハハモシタなんて今なら一発アウトでしょう。

そう言えば、何時ぞやの宴席の〆を入社二年目のヤングギャル。
壇上で、『それでは3段締めで締めたいと思います』と着ました。
そのときの師匠のニヤリは忘れない記憶です。


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春歌バンザイ (ヒゲ)
2018-12-05 19:04:11
今や、下手に女性に声掛けるとセクハラになる時代。

ハラスメントにおおらかだった御師匠さんの頃が懐かしいです。
デタホイソングや東京チョイト音頭などの名局?で一世を風靡した( 笑)我々のエロ文化!がこのまま消滅するのは、誠にもったいない。賢帝アベちゃんに頼んで、世界文化遺産に登録していただきましょう。

それにしても、自称3段締めの“ほら吹き”ヤンギャルさん!ひょっとしたら“潮吹き?”が自慢だったりして?笑。
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