田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

同級生

2009-07-30 12:43:10 | ヒゲの盤上の世界
ヒゲ中学二年の時、大きな出会いがありました。
むしろ、恩人と言っても良い二人のお陰で、後々のベースが作られました。

  《 懐かしの校舎 》

ある日の事、教科書を忘れたヒゲに、才媛・S嬢が自分のを見せてくれました。
落書きの多いその歴史本を見て驚きました。
『 犬養 毅首相 』 の印字の横に 『 犬を養っていたから強かった? 』 と
書き込みがありました。

あ~ア、何という事でしょう !
それまで記憶というと、ノート全面に、ひたすら 『 犬養毅 』 と呪文を唱えて書き潰すだけ。
まるで、 『 耳なし芳一 』 スタイルのワン・パターン。
ノートとエンピツ、労力にあかせる非効率的なものだったのです。

それが、たった一行のコメントで ・・・ 
  犬に首輪付け、威張って散歩しているマッチョな総理が、ビジュアルに連想されます!
そして映像となって、即、覚えてしまうのです。
この日から、ヒゲの 『 記憶術 』 が一変しました。
なんと楽に覚えて、しかも忘れない事でしょう!?

そんな夏の事、S・紳一郎君から遊びに誘われました。
彼の家でやった、 それ ( 花札・トランプ ) は、むしろ賭博に近い感覚でした。
中2とはいえ、小さい時から鍛えて、いっぱしのギャンブラー気取りのヒゲ。
彼と対戦して驚きました。
定石はずれのクセに、なんと強いのでしょう!?
終わって、 「 ヌシが安か順に、こぎゃん落とすどがい?
         だけん、オルがこるば (これを) 先に打ったったい! 」
つまり、ヒゲが定石を踏んで順に落とすから、逆に先に損して、後で役取りをしたと。
ボー然となりました。
定石というのが、あくまで相対的であることを。
偏らない視野が大事な事も ・・・・ 。

 
                                     《 序に、一年の時・旧熊本空港で 》

それから9年後、全日本学生チェス・トーナメント会場。
ヒゲは苦境に ・・・ 第4ラウンドに負け、4勝1敗。
ファイナルの相手は、5勝! ドロー (引き分け) では、優勝できません。
待ち時間の時、紳一郎的ゲーム理論が、フイッとよぎりました。
相手は、ポスタル (郵便チェス) 出身 ⇒ つまり定石ツウ ⇒ 
                           だから、実戦経験が少ないのでは?  
先番ヒゲは、序盤から定石はずしの奇策に出ました。
正統派の土方秀行君は、たちまち混乱に陥ったのでした。
大トロフィーを手にしたヒゲは、再び (?) 東京の街に大酒飲みに繰り出します。
そして、経堂にある同級生M君のマンションに転がりこんだのでございました。


そんな色々あった中2時代 。
ヒゲはあせっていました ーーー 中1から勉強始めたものの、時間が間に合いません。
そこで、自分にとって学べる相手だけ選んでツキあおうと! (なんて奴だったんでしょう。)

さあ、明日は中学の同級会。
「 よォーと、ガタしゃんな、ウチらには物も言わっさんだったもん! 」
  * 訳 : ほんな話、片山さんは、私達とは話もしてくれなかった!
等と、女性達に怒られに行こう !! (笑)
恩人二人にも会って、パワーを頂こうか!?

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