田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

嫁と姑 ~ その4(着物)

2010-02-06 20:56:56 | カァちゃんのたわ言
母が亡くなって、100日が過ぎました。
先日は、夢の中で会話しました。
病気中であるのに、「 どうしても行かなければならない。世話になった人だから ・・・ 」 と、
お出かけ用に着替えて、私を待っているんです。
止めるのも聞かずに、元気な足取りで ・・・・


結婚式の衣装選びが終わった後の食事席で、実母が切り出した。
「 お母さん(義母)のお気持ちは嬉しいのですが、私にも着物を作らせて下さい。 」 と。
「 そうですか。 じゃあ、一緒に見に行きましょう。 」

結婚衣装の柄選びも、義母が主導権(?)を持った。
“ 我家の嫁に着せる物は、私の好みに任せてよ! ” の気持ちだったのか?
嬉しい反面、実母の気持ちを考えると切ない思いが込み上げた。

先ずは、下通りの仲本呉服店にて ・・・
「 附け下げは、この位でいいですよ。 又、作ればいいし。 」
不満げな実母に、語りかける義母の気持ちには、 “ 無駄(?)遣いさせたくない配慮 ” が
あることに気付かされました。

      私も気に入りの柄で、だいぶ活躍しました。
                   田園で活躍した天草出身の美樹ちゃんに、着継がれました。
   次は、地紙屋さんに移動 ・・・
            ここでは、実母も気に入りの反物が見つかりました。 
            水戸黄門で有名な “ 縮緬(ちりめん) ” の粋な柄です。
            洗い張りを繰り返す程着こなして、小料理屋をしている友達に渡りました。
            大事にされて、着物も本望でしょう。

   これは、結婚後、白生地から染めて貰った家紋入りの色無地。
                近々、嫁いだ娘に仕立て直す予定です。

写真は、長男・長女を抱いている時のもので、懐かしい想い出が浮かびます。
実母の着物も義母の着物も、店で大活躍しました。
色々、思い出します ・・・
        
コメント
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