とだ九条の会blog

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龍馬賞に憲法前文「お国ことば訳」の山本さん

2010年11月10日 | 国際・政治

坂本龍馬にあやかり、様々な分野で活躍した高知県内の個人・団体を顕彰する龍馬賞基金主催の「第25回龍馬賞」に、憲法前文を「お国ことば」に訳す活動をしている高知県香南市の山本明紀さんが選ばれました。憲法を全国47都道府県の方言訳にして集めたものを本にして出版。「堅苦しい憲法を身近にした」と評価されたのが受賞の理由です。

山本さんはニラ農家を営むかたわら、2001年の米同時多発テロや自衛隊のイラク派遣に、「世界はどうなるの」と不安を感じたことがきっかけで憲法改正の国民投票法(改憲手続き法)が議論された5年前、憲法前文を読んでみたものの難しと感じ、「普段話している言葉に訳してみたらどうだろう」と、作業中のニラ畑の真ん中で思いついたと言います。

「わたしらあは、この先ずうっと平和でおりたいいうてこじゃんと強うに思うがです」--土佐弁に訳すと憲法がぐっと近くなったと、山本さんはさらに全国の知人に方言にしてもらうよう手紙で頼みました。
全国47都道府県すべてがそろうまでには5年が掛かったと言います。なかなか集まらず「友達の友達の友達の友達」を頼ったこともあるとか。今年6月、インターネットで知り合った仲間とともに約90編をまとめ、「日本国憲法前文 お国ことば訳」(勝手に憲法前文をうたう会編)を出版しました。

11月1日、高知県庁で記者会見した山本さんは「全部集まるなんて奇跡。伝言ゲームのように仲間がつながった。憲法前文には世界のどこにいても平和に安全に暮らせる権利があるんだよ、という当たり前のことが書かれているんです」と語りました。
授賞式は11月15日、高知市ないのホテルで行われると言います。

【出典参考】2010年11月2日付け「読売新聞」

勝手に憲法前文をうたう会 http://plaza.rakuten.co.jp/tenamonya/

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