認知症が進行している方で入院を経て特養施設入所される方はほとんどが入居時はオムツと尿取りパッド使用しており、排泄介助も一日を通してベッド上の方がほとんどです。移動も車椅子介助の方がほとんどで介護施設だけでなく病院もまた人手不足なので排泄介助はベッド上でとなるのでしょうね
認知症の方の場合は尿意や便意がなかったり、また立ち上がりに困難であったり、転倒や車椅子からの転落等のリスクもあります
なので入院中はベッド上での排泄介助が主になるのでしょう
特養に入所して検討するのはオムツからリハビリパンツに変更できないか、トイレでの排泄は可能かです。特養の目的である自立支援の一環として検討します。初めは日中からトイレ介助を試します。基本椅子に座ることができれば便器にも座ることができるので、また尿意や便意が無い場合は排泄表によって排泄間隔を把握し、できるだけ排泄間隔に沿ってトイレにお誘いします。トイレで排泄を繰り返しているうちに尿意や便意が戻ることもあります。ご本人の様子からトイレだなと察知できることもあります。トイレで排泄することで便秘の解消につながることもあります。認知症であっても失禁はあってもトイレで排泄できる支援をしていくことがたいせつです