天然酵母パン ざぱん

『 the pan 』という名前は・・シンプルな素材選びから

新米の煎り玄米

2014-11-24 | 美奈吉のひとりごと。

ざぱんの「米粒(こめつぶ)トースト」は、煎り玄米入りのパンです。このパンができたきっかけは、先にあった「麦粒(むぎつぶ)トースト」。それまで、ライ麦の丸粒を使ったパンを作っていましたが・・オーガニックライ麦を粒の状態で手に入れることが厳しくなったので、麦を米に代えて作り始めたのがstartです。

玄米は、炊いてから入れることも試しましたが、もちっと感を求めるなら天然酵母のパン生地で充分かな?という印象でした。そこで一晩水につけておいた玄米を焙煎してから仕込み水に加えて、捏ねています。パチパチと爆ぜる玄米の香ばしい香り。この香りが生かせたら・・そんな気持ちで作りました。お好みもありますが・・・私は、トーストするとき(特に粉ものだけのシンプルなパン)は、焼き色がフチにつく位しっかりをお薦めしています。(250℃ 2~2分半を目安)

そんな「米粒トースト」これから新米にはいります。丸ごといただくものなので、無肥料自然栽培の玄米をかぎろひさんで購入して使っています。

無肥料自然栽培とは・・化学・有機を問わず一切の肥料を施すことなく、もちろん化学農薬にも頼らずにただ大自然の調和から作物を生み出す栽培法です。地球上のあらゆる環境条件において木々や草花たちは人為的な栄養供給を受けずとも立派に生長しています。この大いなる自然の姿に倣いそれぞれの作物に最も適した環境を農地のなかに再現することで農薬も肥料も要することなく豊かな収穫が得られるのです。数千年にわたる先人たちの智恵のもと人と植物が融合し種を受け継ぐことによって生まれた農産物は自然の恵みを一身に受け生命力に溢れており、そのおいしさは口にした人に驚きと喜びをもたらします・・・「天地のめぐみ」より