PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

ロレックスのオーバーホール修理依頼先について検証する。

2005-09-12 | 悩み
 ロレックスの修理は現在、メーカーである国内総代理店(ロレックスセンター)で修理する場合と、ロレックス専門店の修理部門、またはロレックス専門修理会社で行う場合、またはいわゆる百貨店や街の時計屋さんに出す場合などが考えられます。

 これら修理委託先を場合分けすると…

 パターン1:一般人→直接、丸の内、東陽町(送付のみ受付)または地方営業所のロレックス国内総代理店(ロレックスセンター)へ
 パターン2:一般人→百貨店や街のロレックス正規店→ロレックス国内総代理店(ロレックスセンター)へ
 パターン3:一般人→ロレックス社認証技術者雇用の百貨店や街のロレックス正規店へ
 パターン4:一般人→ロレックス取扱なしの街の時計店へ
 パターン5:一般人→ロレックス専門修理会社へ
 パターン6:一般人→ロレックス専門の並行輸入店、中古店→ロレックス国内総代理店(ロレックスセンター)へ
 パターン7:一般人→ロレックス専門の並行輸入店、中古店→ロレックス専門修理会社へ
 パターン8:一般人→アンティーク・中古時計修理専門および販売会社へ

 …以上のような形態で現在、ロレックスの時計は修理されています。

 私はパターン1しかお薦めできません。すなわち、〝国内正規総代理店のロレックスセンター〟の各窓口へ〝直接〟修理を依頼しに行く、です。

 理由は簡単です。ロレックス国内正規総代理店がロレックスそのものに他ならないからであり、一番安心だからです。

 それでは、それ以下のパターンを検証してみます。

 パターン2は修理自体は国内正規で行い、修理期間も直接持込のパターン1とおなじですが、修理費用が正規時計店を通した流通コスト分、割高です。

 パターン3はロレックス社の定期的な技術訓練を受けていますが、国内本社で修理してもらった方が心理的によく、修理料金もパターン2と同じです。

 パターン4は改造される危険性や壊される可能性があり、修理価格の割りに不安で、悪いことだらけですが、パターン1、5~8で断られた場合の最終駆け込み寺的な場所と考えても良いかもしれません。

 パターン5はパターン1~3に断られたら行くところです。その時計パーツは海外のロレックス正規の修理可能な時計店からの流出ものが大半ですが、すべて揃っているとは限りませんし、100%純正品のロレックスパーツはやはりその国の正規総代理店にしかないので、たとえ正規修理代金の半分の修理料金だとしても、もともとオーバーホールしようと思って持ち込むロレックスは数十万円もするものであり、毎年修理に持ち込むわけではありませんので、最終的に国内総代理店に修理を依頼した方が心理的にすっきりしますし、裏蓋の中に無用な不安も必要ありません。

 パターン6は基本的にはパターン2と同じで、恐らく修理請求額に差があると思いますが、パターン2よりも高額かもしれません。

 パターン7はパターン5と同じで修理料金の差だけが問題です。

 パターン8はパターン4とおなじです。

ROLEX0296ROLEX

 …したがって、以上のように結論を言いますと、修理に出したロレックスの喪失したロレックス社発行の正規公認保証書(ワールド・ワイドなギャランティー)が復活(これが正規総代理店に出す〝決定的〟な理由です)し、そのロレックスのオーナーとしてロレックス社に公的に認証、管理され、修理明細書が発行されるのですから、たとえ修理期間が短く、2、3万円安い正規外に依頼するよりも、正規メーカーに出すメリットは充分すぎるほどあります。

 パターン1の、ロレックスセンターへ、で正解といえましょう。


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