PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

ロレックスの修理の限界を検証する。

2005-09-17 | 悩み
 前回は、〝ロレックスの時計は正規メーカーにオーナー自身が直接持込む(または送付する)こと。〟と言いました。

 しかし、どこまで壊れたロレックスを修理していただけるのでしょうか【下記写真のようになれば、修理というより再購入となります】。
ROLEX0340ROLEX

 全ての外装パーツの交換を要請しても、非常に付加価値の付いた、手巻デイトナ(所ジョージ氏ほか多くの芸能人所有)やRef.1016エクスプローラー(高倉健氏や松任谷正隆氏などが所有)、ミルガウス(Ref.1019は小室哲也氏所有)などの希少品は、メーカーの判断によるので、ストレートに希望に叶うことはなく、なかなかハードルは高いです。

 基本的にロレックスムーブにおいて、社外品が3割以上なら改造品として拒否されるというお話もありますが、どうもこれも、技術者の判断次第、営業所毎の現場判断に任されているのが、実体のようです。

 文字盤のストックもスイス任せですから、ロレックスオーナーも日本の正規総代理店も既に生産終了だと思い込んでいた、レアダイアルでも突然、ストックとしてメーカーのコンピューター在庫に出現することも稀にあります。ですから、ダイアルはマメに正規総代理店にお聞きになられた方がよいでしょう。

 また、常にロレックス社の修理状況は時期によって色々です。

 ですから先日の朝日新聞の大森貝塚の記事(2005.09.15)ではありませんが、「経験から来る思い込み…」が一番危険ですので、ロレックスに関する心配事はロレックスに聞いた方がスッキリします。ロレックス社の回答ですから正解です。

 しかし、認識不足の担当者に当たれば、一層不快な思いになりかねませんが、それはロレックス以外の市井の会社でも同じ対応はあり得ますので、殊更、神経質になることはありません。

 極端な話、完璧な状態をアンティークモデルに求めるのなら、何年もの時間と通常の数倍の費用を費やすか、タイムスリップでもしなければ、ロレックスマニアを充分満足させるだけのコンディションのものは困難なのではないでしょうか。。

…次回は身近で危険なロレックス、の最前線を〝シリアル5ナンバー〟エクスプローラーⅠref.1016を中心にして、以前お話した改造品、ガッチャマンと絡めて、考察してみます。

 

 


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