都内はどこもエアコンが効きすぎて寒い。
だから、革ベルト仕様でも、20年ほど前よりは多少くたびれなくなった。
しかし、革ベルトの高級時計はどちらかといえば、観賞用となる。
ならば、FRANCK MULLER TONNEAU CURVEX、のフォルムは女性的なしなやかさが印象的だ。
むかし、時計好きな、徳大寺有恒氏が腕に着けていて、この上なくカッコよかったのが、クロノグラフの
FRANCK MULLER TONNEAU CURVEXであったことは懐かしい。
徳大寺氏はカサブランカのクロノだった。
私はどうも、カサブランカで金無垢はどうも敬遠する傾向があったので、いまも人気のピンクゴールドの
5850CCをなけなしの金で買ったのだ。
この5850CCは丁度良い大きさで、違和感なく腕に乗っかるという感覚ではなく、フィットしている、といった感じが
ここちよい。
最近、私はこれに白のクロコベルトをつけて岩波文庫を読むのが好きだ。
この5850CCピンクゴールドは、つける人を知的に見させてしまう、得な時計と言える。
この点、カルティエの腕時計の思想と似ているのだろう。