京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

これが「ずいき神輿」です。

2014-10-02 12:50:18 | 京都めぐり

今朝、昨日行われた北野天満宮のずいき祭の様子をお届けしましたが、
ずいき神輿の画像はありませんでした。

そこで今日午前中、西ノ京御旅所に行って、ずいき神輿を撮影してきました。

御旅所です。










これが、西ノ京御旅所のずいき神輿です。





説明板がありました。





傘部分は、白ゴマ、九条ネギの種、水菜の種、赤なす、柚子、
五色唐辛子でできています。





唐の芋の頭頭です。頭芋と栗などでできています。





唐の芋(赤ズイキ)真芋(白ズイキ)です。






千木は麦わら細工で、梅鉢紋





赤と白の千日紅で作られた真紅と賀茂なすの鈴





子どもずいき御輿でしょうか。
ひとまわりこぶりです。





いかがでしたでしょうか。
かなり珍しい神輿と言えると思います。










北野天満宮 ずいき祭(瑞饋祭)

2014-10-02 05:22:21 | 京都めぐり


昨日、北野天満宮のずいき祭(瑞饋祭)が始まりました。
この祭は、祭神菅原道真公が大宰府で彫られた木像を、
随行の西ノ京の神人(じにん)が持ち帰りお祀りし、
秋の収穫時に野菜や穀物をお供えしたのが始まりとされています。

北野天満宮(天神さん)は、京都で有名な神社ですので、
私もずいき祭は知っていましたが、祭を見に行くのは今回がはじめてです。


巡行前の本殿です。





本殿前に並べられた3基の御輿





ずいき祭を先導する、導山(みちびきやま)





導山に続く松鉾です。





同じく梅鉾です。





馬車もでます。



















第一日目の10月1日、午後1時に宮司、神職、氏子の方々が、
西ノ京の御旅所に向けて巡行します。





午後4時頃、西ノ京の御旅所に到着し、
女児による「八乙女舞 (やおとめまい)」が奉納されます。

二日目は、御旅所で表千家宗匠による献茶祭が行われ、
三日目には、甲御供奉饌(かぶとのごくほうせん)行われます。
最終日の10月4日、午後1時に牛に曳かれた御羽車も加わり、
祭礼行列が氏子区内を巡行し、北野天満宮に帰って来ます。

なお、10月4日には、ずいき御輿も巡行します。
御輿は、西ノ京の神人により、ずいき御輿という野菜、
乾物等で趣向をこらした絢欄華美な御輿です。
屋根はずいき芋(里芋の茎〕で葺き、神輿の各部はすき間もなく、
穀物や蔬菜(そさい)湯葉、麸などで覆われています。
画像はありませんが、面白い、ユニークな御輿です。

京都は祇園祭や葵祭、時代祭以外にもたくさんの祭があります。
主に、氏子と地域の方に支えられ、何百年も続いています。