京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

皆既月食撮影しました。

2014-10-08 22:08:31 | 京都めぐり

3年ぶりの 「皆既月食」で、国内では平成23年12月以来だそうです。
全国的に午後6時14分ごろから満月が欠けて月食が始まり、
午後7時24分に、地球の影にすべて隠れる「皆既」 状態になりました。

私が撮影した皆既月食の進み具合をご覧ください。

18:22





18:30




18:40




18:53




この間、月は雲間に入ります。


19:14





19:18






19:24 皆既状態




19:26




19:28





22:04
元の満月に戻りました。





いかがでしたでしょうか。




『ホイッスラー展』京都国立近代美術館

2014-10-08 05:23:50 | 美術・博物館

近代美術の先駆者として知られる、ホイッスラーの、
国内過去最大級の大回顧展が、京都国立近代美術館で開催されています。
今回の展示会は、初期から晩年までの代表作、約130点が展示されています。
私は先日、観賞してきました。


ホイッスラー(1834-1903)
19世紀後半のアメリカ人の画家ですが、主にロンドンで活動しました。
ホイッスラーは、印象派の画家たちと同世代ですが、
その色調や構図は、浮世絵などの日本美術の影響が濃く、
独自の絵画世界を描いたとして、評価も高いものがあります。
デッサンを見ても、その技量は確かなものがあります。

画像は日曜美術館アートシーンと作品集より





《灰色と黒のアレンジメント No.2:トーマス・カーライルの肖像》
1872-73年 グラスゴー美術館






《灰色のアレンジメント:自画像》 1872年頃 デトロイト美術館






《ライム・リジスの小さなバラ》1895年 ボストン美術館




《肌色と緑色の黄昏:バルパライソ》1866年 テート美術館





《オールド・ウェストミンスター・ブリッジの最後》1862年 ボストン美術館





《ブルターニュの海岸(ひとり潮汐に)》
1861年 ワズワース・アテニウム美術館





《チェルシーの通り》1888年頃 イェール英国芸術センター





《ノクターン:青と金色-オールド・バターシー・ブリッジ》
1872-75年 テート美術館







《青と銀色のノクターン》1872-78年 イェール英国芸術センター







《白のシンフォニー No.2:小さなホワイト・ガール》
1864年 テート美術館







《白のシンフォニー No.3》
1865-67年 バーバー美術館(バーミンガム大学附属)





《紫とバラ色:6つのマークのランゲ・ライゼン》
1864年 フィラデルフィア美術館






「ノクターンソレント」






「茶色と銀色:オールド・バターシー・ブリッジ」1859ー63






「岩壁波浪」1884





印象派とは異なる独自の画風との評価ですが、
私は、印象派作品に非常に近いと思って見ました。

同館四階では、コレクションギャラリーが開催されています。
「日本近代洋画と浮世絵ー鏡としてのジャポニズム」では、
浅井忠、野島康三、熊谷守一ら21点が展示されています。

「秋の日本画」では川端龍子、徳岡神泉らの作品8点。
「陶芸:イギリスへのあこがれ」では、
冨本憲吉、バーナード・リーチらの作品18点。
「パリの日本人画家たち」では、梅原龍三郎、佐伯祐三、
藤田嗣治、岡田三郎助らの作品11点。

「フランス近代絵画の展開」では、ルドン、ルノワール、モネ、
ピサロ、マテイス、モリリアーニ、ピカソ、シャガールなどの有名画家の作品がずらり展示されています。
美術好きにはたまらないでしょう。