京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

『忘却の海を巡る冒険 ヨコハマトリエンナーレ2014』日曜美術館

2014-10-12 20:37:51 | 美術・博物館

今回の日曜美術館は現代アートです。
横浜で三年に一度開催される、現代アートの祭典「ヨコハマトリエンナーレ2014」が取り上げられました。





テーマは「世界の中心には忘却の海がある」です。
私には、テーマからして意味がよくわかりません。

番組によると、捨てられたオモチャや古い写真に刻まれた記憶、
巨大なゴミ箱の中に積み上がるガラクタ、
普段忘れてしまっていることは、失われていくものの中にこそ、
大切な何かが潜んでいるというものです。
そんなメッセージを秘め、19ヵ国、65組の作品が展示されています。

番組で紹介された、現代アートを紹介しましょう。
正直に申し上げて、私にはちんぷんかんぷんでした。

「Art. Bin(アート・ビン)」マイケル・ランデイ 2010 /2014
高さ7mの大きな作品です。
Binとはゴミ箱です。
作者曰く、「一見、何の価値もないものにどんな価値を与えるか
とにかく、ゴミに引かれている」そうです。





「無題」ジョシュ・スミス(アメリカ)2014
全く描かれていないように見えますが、近づくと、
白い絵の具と筆の跡が見えます。
テーマ「沈黙とささやきに耳をかたむける」





「無題#10」アグネス・マーテ イ ン(アメリカ)1988
グレーの下地に白の太い線





「海(題名のない作品集より)」ヴィヤ・セルミンス 1975





「銃を撃つ手」 ヴィヤ・セルミンス 1964





「法と星座・Turn. Coat/ Turn. Court」Temporary. Foundation. 2014
監獄と法廷とテニスコートの3つが響き合う空間だそうです。












「無題(ソープ・バブル・セット:コペルニクスの体系)」1947頃
作者はジョセフ・コーネル(アメリカ)
生涯箱のシリーズを創り続けたそうです。





日本人の作品です。
「演劇公演「日輪の翼」のための移動舞台車」やなぎ三輪2014
トレーラーに描かれた作品です。
実際、この車で全国を移動するそうです。





「華氏451度(1957年版)」ドラ・ガルシア(スペイン)2002
モデルはSF小説「華氏451度」です。
映画にもなりましたので、知っておられる方もいると思います。
華氏451度は紙が燃える温度です。





「何もすることがない・10月(みみず)」福岡道雄1999
模様は、何もすることがないと彫刻されています。










「アイ・オー ーある作曲家部屋」毛利悠子 2014





「ジャーマン・アンクスト」グレゴール・シュナイダー(ドイツ)2014
何もない部屋、空間です。










「網膜屋/記憶濾過小屋」大竹伸朗 2014
この作家は、廃材などを使って表現する現代美術家だそうです。










私にはこれが現代アートだと言われても、なかなか理解できません。
私の感性に少しも響きませんでした。

でも人の感性は様々で、こういう作品が好きな方も大勢いらっしゃいます。
皆さんは、いかがでしたでしょうか。









大徳寺高桐院一部色づく

2014-10-12 05:18:02 | 2014 紅葉

いつもの朝の散策、行き先は大徳寺高桐院です。
私の好きな場所ですので、ブログでもたびたび紹介しています。
青紅葉の時期もいいのですが、なんといっても、
秋の紅葉は素晴らしい景色です。

今はまだ、青竹に青苔で、境内は緑が深いのですが、
少しずつ色づき、11月下旬頃には錦色に変わります。

私が散策訪れた朝、少しずつ色づきはじめていました。

緑深い参道です。





でも、上を見上げると一部紅葉しています。





















拝観入口ですが、拝観時間前なので、閉まっています。





戻ります。









やはり、いつ来ても青苔と青竹の景色、好きです。















ここも少し色づいていますね。





いかがでしたか。
また紅葉真っ盛りの高桐院を、後日お届けしましょう。