先日、私のブログで日曜美術館の『第61回日本伝統工芸展』を紹介しました。
番組では、受賞作15作品にスポットをあて、わが国のすばらしい、
伝統工芸品の作品を紹介していました。
私はいくつかの作品が非常に気に入り、今回高島屋京都で、
受賞作品を含む各分野の工芸品が展示(10/8~13)されるというので、
非常に楽しみにしていました。
今回の展示作品は、陶芸 98点、染色46点、漆芸30点、金工芸27点、
木竹工40点、人形24点、諸工芸27点、遺作3点です。
どれもすばらしい作品ばかりです。
わが国の伝統工芸品の質の高さを証明するものと言えます。
私が番組で特に気に入ったのは、NHK会長賞を受賞した、
截金(きりかね)硝子長方皿「流衍(りゅうえん)」山本茜・京都 です。
今回現物を見てみても、やはりすばらしいものでした。
他にも截金を使った作品もあるのですが、群を抜いていました。
余計なことですが、この作品200万円の値段がついていました。
あと、個人的には「人形」作品が良かったと思います。
受賞作品以外にもほんとうにすばらしい作品揃いです。
表情、動作、どれも見ていて飽きません。
高島屋京都の展示後も、全国を巡回しますので、
是非見られることをお薦めしたいです。
京都の後の巡回日程です。
あべのハルカス大阪芸術大学スカイ キャンパス 10月16日~10月22日
石川県立美術館10月31日~11月9日
岡山県立美術館 11月13日~11月30日
島根県立美術館 12月3日~12月25日
香川県立ミュージアム2015年1月2日~1月 18日
以下は、全くの余談です。
私は工芸展を見終わり、つい先日見に行った、
第99回院展(9/19~10/5 京都市美術館)と比較してしまいました。
私は院展は毎年見ているのです。
今年は、招待・無鑑査を含む入選作計117点が展示されていました。
どれも力作揃いですが、しかし素人ながら私にとっては、
これはと思うワクワクした作品は、ほとんどありませんでした。
言葉は良くないですが、毎年同じような作品なのです。
それで、あえてブログに投稿するのやめた次第です。
しかし、院展の作品に比べ、工芸展の作品は、新鮮で、
見ていてわくわくする作品が多かったという印象です。