京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

『茶の湯の名碗』茶道資料館

2014-10-22 05:23:17 | 美術・博物館

先日、茶道資料館に行ってきました。




茶道資料館の開館35周年記念秋季特別展、『 茶の湯の名碗』を是非見たかったのです。
茶道会館の1,2階の第一、第二展示室に、前期(10/10~11/9)、
後期(11/11~12/7)に分けて、名碗が展示されます。

私が行った前期は50作品で、名碗と呼ばれてきた茶碗の美しさや、
個性、由緒などがわかるような展示スタイルになっています。

私は何度もブログに書いていますが、お茶は門外漢です。
しかし、茶道具や茶碗などを見るのは好きです。
それらには、長年わが国で愛されてきた、伝統工芸品にとどまらず、
総合的な美があります。

茶道知らずですが、美術好きの一人として、名碗を是非見たかったのです。

以下は、入館時いただいた、説明パンフレットの写真です。

私が気に入った茶碗を記しておきます。

私は全般的に、井戸茶碗が好きです。
□井戸茶碗 対馬井戸 朝鮮時代16世紀
□井戸茶碗 宗及井戸 朝鮮時代16世紀 重要美術品





□小井戸茶碗 銘朝顔 朝鮮時代16世紀


□瀬戸黒茶碗 銘小原木 桃山時代16世紀(不審菴藏)
三角に掛け残した腰の白い部分と、
黒く光沢した釉のコントラストが絶妙です。
瀬戸黒を代表する茶碗だそうです。





萩茶碗も良かったです。
渋い色合いが好きです。
□萩茶碗 江戸時代17ー18世紀
□萩茶碗 銘残雪 江戸時代16ー17世紀


紅葉呉器茶碗(泉屋博古館)





赤楽茶碗 加賀光悦 本阿弥光悦作(相国寺蔵)重要文化財





□色絵鱗波文茶碗 野々村仁清 江戸時代17世紀(北村美術館)
胴の外側に緑と青の釉に金彩を用い、鱗文が描かれています。
とにかく、斬新なデザインで、琳派の作品を見ているようです。


中庭は撮影可能というので一枚





見終わり、お茶と和菓子を頂戴しました。