鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1853回】 受注方法にはいろんなパターンがある

2016年01月27日 | 住宅コンサルタントとして
一般的な住宅会社の受注パターンというと、
モデルハウスや見学会に来場していただくことであったり、
社員さんや協力業者さん、OB様の紹介であったりするのが一般的です。

また、資料請求から事務所来場というパターンも増えてきつつあります。
というのは、お客様がWEBで住宅会社の情報を
以前よりも相当、入手しやすくなったからです。

私個人的には、上記の他にはキャンペーンくらいしか
受注方法はないとこれまで思ってきましたが、
先日、あるクライアント様の社長とお話をしている際に、
上記とは全く別の受注方法を教えていただきました。

住宅業界を研究して10年半。
住宅業界に関わるようになって20年になりますが、
まだまだ知らないことはありますね。

もう本当に勉強になることばかりです。

そのクライアント様に教えていただいたのは、

・自社に関わりが少ない業者さん、もしくは知らない業者さんからも年賀状が届く
・年賀状を送ってこられるということは、先方が当社と付き合いたいと思っているはず
・そこで社長自らが年賀状を下さった先に直筆で年賀状のお返しを書いた
・その中で、「こういうキャンペーンをやっているので、
もし家を建てることを検討している方がいれば、是非ご紹介ください」と明記した

たったこれだけのことをやっただけで、2件、問い合わせのお電話があった、
ということなのですね。

見込みのお客様が少ないと、ついついイベントを企画したり、
広告を出したりキャンペーンを組んだりしがちですが、
こうした身近にある情報、身近にある何気ないことからも
仕事につなげることができることもあるのですね。

モデルハウスをつくって、お客様が来場されるのを待つ。
モデルハウスに来場していただくために、広告を作成して配布する。
住宅雑誌に載せる。

こうした従来の方法以外にも、もっと仕事につながるやり方があるかもしれません。

そのヒントは、業界外に多々、あるような気がします。

業界の過去に縛られることなく、柔軟な発想ができるようにしたいですね。
コメント
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