鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

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【第1849回】 経営者や親が言ってはいけない言葉

2016年01月23日 | 住宅コンサルタントとして
つい悪気は無くとも、つい口からちょろっと出ただけだとしても、
経営者や親の立場の人が言ってはいけない言葉がある、と個人的に思っています。

それは

「楽してお金、儲けられないかなぁ・・・」
「もっと手を抜いて、楽できないかなぁ・・・」

というニュアンスの言葉。

器用さや要領の良さは無いよりあったほうが良いですが、
その部分を最も重要だ、ということを企業のトップや家庭のトップとして、
口に出さない方が良いのでは、と個人的に思います。

本業がそれなりに順調に進んでいて、キャッシュが手元に潤沢にあったり、
金融機関が「ぜひ、融資させてほしい」と言ってきたり・・・。

更には周囲には不動産投資や太陽光投資、株やFXで利益を出した人がいたりすると、

「ついつい自分も・・・」
「いつ本業が儲からなくなるかもしれないから、こうした営業外収益を模索しないと・・・」

などと考えたりするようになったりする経営者が結構いたりするんですね。

バブル期のこと、忘れちゃってるというか、
商売の本質を忘れているというか、
軽くてチャラいというか・・・。

まず、金融機関が良い話を持ってくると思っている経営者は世間知らずです。
投資をして儲かった、と自慢する奴にロクな奴はいません。
成功もあれば、失敗もあるでしょうが、
失敗したときのことって、そういう自慢したがりの人は言わないものです。
本当に投資をして儲かっている人の考え方や日頃の生活は、
こうした成金タイプの投資好きの人と180度違います。

経営者も親も、もっと世間を知ることが大切じゃないかな、と思うのです。

そして自分の会社で働いてくれているスタッフさんや自分の家族には、
努力を継続することが大事とか、
苦しんだり、汗をかくことが日常であるとか、
小ズルく生きたり、器用に世の中を渡ろうとしたら、小物になってしまうとか
正直で誠実に生きなくてはならないとか、
そういうことを発信し続けるべきだと思うのですね。

自分の子どもには、ズルく生きてほしくない、と思いますし、
大物になってもらいたいと思っていますし、
長く活躍するビジネスパーソンになってもらいたいと思っています。

芸能界でも、プロ野球選手でも、
長く活躍する人って本業一本で、しかも努力を積み重ねていますよね。
(唯一の例外は島田紳助さん)

ブレずにコツコツと努力することこそが美しい、と個人的に思っています。
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