鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1857回】 近所にある美味しいお店の倒産に思う

2016年01月31日 | 住宅コンサルタントとして
私の自宅周辺には、あまり美味しい料理を出してくれるお店がありません。

チェーン店が多く、個人でされているお店でも大衆料理店が多く、
お客様をお連れできるようなお店は、本当に少ない。

で、家から車で10分程度で行くことができる、唯一のお店が
先日、倒産してしまいました。

魚もお肉も美味しく、たまに利用させてもらっていたのですが、
残念な結果になってしまいました。

その理由はわかりませんが、
いろんな方から聞いたことをまとめてみると、下記のような感じになります。

・以前にあった場所はとても分かりやすく、駐車場も十分にあった。
しかしながら、そこでは客席が足りないのか、ちょっと大きな店舗に移転。
しかしながら、場所はいまいち分かりにくく、更に駐車場が非常に止めにくい。
女性は行きたくならない。

・飲食店なのに土地、建物を買い取って経営されていた様子。
不動産取得の返済が重荷だったか・・・。

・昼はそれなりに入っていたが、夜はガラガラだった様子。

・以前は鮮度の良い魚料理がメインだったが、
移転後にお肉料理も強化していったらしい。
手を広げすぎたか?

などなど。

料理は美味しいのですが、経営や会計面が弱かったのでしょう。

会社やお店を順調にまわしていくためには、
やはり会計面のことや経営のことをしっかりと学ばなくてはなりません。

また、誰がメインの顧客なのか?
その顧客に合わせた店づくり、駐車場づくり、メニューづくりをやっていかなくては
ピントがぼけてしまい、最終的に何屋さんかわからなくなってしまうのでしょう。

美味しいお料理をつくることができるお店。
素晴らしい家をつくることができる工務店。
それらの経営者の方に、経営や会計のことをしっかりと学んで欲しいなぁ、
と、ちょっと偉そうに感じるかもしれませんが、個人的に思ってしまいました。

企業もお店も絶対に潰してはならないのです。

そのことを改めて思った出来事でした。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする