鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1839回】 思い通りにいかない時に、どう考え、どう行動するか?

2016年01月13日 | 住宅コンサルタントとして
我が家の長男は、中学時代にずっとテニスをしていました。

しかしながら、高校に入学した時に、
これまでの自分を変えたいという気持ちと
個人競技ではなく団体競技をやりたい、との意向で
全く違うハンドボール部に入学しました。

ハンドボール部の練習はかなりきつい中、
朝練に行くなどよく頑張っていましたが、
たまたま高校の体育の授業でテニスをやることがあったのです。

そこでテニスをして、ちょっとヤバいくらいに面白かったらしく、
自分なりにいろいろと考え、悩んでいました。

やっぱり、自分はテニスをやりたいんじゃないか?
でも、これまでお世話になったハンドボール部の先輩や顧問の先生に、
どう切り出していいのかな・・・、など、いろいろと考えたことでしょう。

ただ、

「自分の人生は自分で決めなさい」

と日頃から伝えていますので、長男は自分の中で悩み、考え、
最終的にテニスをやりたい、という気持ちが固まりました。

そこでハンドボール部をやめる手続きをして、
テニス部に入りたいと申し込みに行ったところ、
すぐにはテニス部に入部できない、と言われたそうです。

理由はいろいろとあって、ちょっとここでは書けないのですが、
本来、部活動を自由に選択する権利は学生にはあるはずですよね?
それが認められない・・・。

家内は頭に来ていたようですが、私自身は

「ちょうど良い経験やん!
世の中、希望した通りにいかないことや、筋が通らないことがいっぱいある。
こういう時に、どう前向きに考えて行動するかが大事。
高校生でこういうことを経験できてよかったやん!」

といつもの調子で即答しました。

やりたいことが簡単にできれば、感謝の気持ちもなくなるかもしれません。
その逆に、やりたいことが簡単にできないからこそ、
部活動ができるということのありがたさも理解できるでしょうし、
テニス部に戻り、公式戦に出た時に、感謝の気持ちも持てるかもしれません。

そしてテニス部に戻った時に、すぐにトップスピードで走れるように、
テニスクラブのレッスンを多々、受けて準備することを決めてくれたようです。

私自身も社会に出て、何の落ち度も無いのに子会社に出向することになり、
営業がしたかったのにも関わらず、
建築現場で施工やアフターメンテナンスばかりやらされていたことがありましたが、
そのおかげで営業に戻った時、営業できることの喜びや感謝の気持ちが持てました。

また、コンサルタントに転職する際、面接で2回落とされ、簡単に入社させてもらえず、
更には入社時に自分が最低レベルであるということを認識できたおかげで、
転職後、猛烈に修行をすることが出来ました。
あの時、簡単に入社させてもらっていたり、
入社後の劣等感が欠如していたとしたら、
ひょっとしたら今の自分は無かったかもしれません。

人生、うまくいかないことが9割。
その時にどう考え、どう行動するかが重要だと、自分の人生を振り返ってもそう思います。

これからも自分や家族、仕事上でうまくいかないこともあるでしょうが、
そういう時もポジティブに受け止め、前向きにやっていきたいと思います。
コメント
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