鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1831回】 「安い!」なんて言われないのが営業マン

2016年01月05日 | 住宅コンサルタントとして
私自身は社会人1年目から9年5か月の間、メーカーで営業をやっていました。

営業マン時代にお客様に言われ続けた言葉は、

「お前のところの商品は高い!」

ということです。

本当に一度も「安い!」と言われたことはありませんでした。

おそらくどの業種でも、「高い!」ということしか営業マンは言われないのではないでしょうか?

値段は高いかもしれないけれども、「お客様が買おうかな?」と検討されたり、
「この人から買いたい」と思っていただけるように持っていくのが営業マンの使命。

今の時代、他社よりも価格が安くて品質が良ければ、
正直、営業マンは不要となりますよね?

Yahoo!ショッピングや楽天、アマゾン、価格ドットコムに出店するだけで売れていきますよね?

なぜ営業マンが必要なのか?
なぜ営業マンが給料を会社からもらえるのか?

価格的にちょっと高いと感じられたり、
商品価値が分かりにくかったり、
保証やアフターの面で不安があるなど、
お客様の不安や問題点を解決するために営業マンは存在している訳で、
更に言うと簡単に売れない商品やサービスの価値をお客様に正しくお伝えし、
後悔しない決断をしていただくために存在しているのです。

「他社さんよりも高い」と言われること前提で、お客様と接していかなくてはなりません。

多少、金額が高くとも、お客様に選んでいただくようになるには、
どんなことをお伝えし、どんなことを聞き出して、
どんな提案しなければならないのか?

そうしたことを考えて仮説を立て、実行して結果を検証する。
こうしたことを続けることで営業マンの力や感性が身についてくるのです。
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