鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1110回】 お客様の目で自社を見て、自社をつくりかえる

2014年01月14日 | 住宅コンサルタントとして
今年、自分の中でとても重きを置いているのは、

「(各クライアント様に)特定のお客様にとって、ダントツの住宅会社になっていただく」

ということです。

数多くの情報や経験を通じて、お客様は本当に賢くなっています。

賢いお客様は、売り手の小賢しいテクニックには敏感で、
そういういやらしい部分を感じた瞬間に
「頼みたい」「相談したい」という気持ちが萎えてしまいます。

更にお客様が成熟化すればするほど価値観は多様化し、
売り手側はすべてのお客様に対応できなくなります。

セブン&アイの鈴木会長も著書の中で
「4割のお客様に目を向けよ」とおっしゃっているくらいで、
その4割のお客様の心を掴むことが出来れば、ダントツになれるということでしょう。

住宅で言えば、2割のお客様に選んでいただければ、地域でダントツになれるのです。

その2割のお客様の多様なニーズに対応できるよう、
自社をつくりかえていくことを徹底していかなくてはなりません。

例えば、私がお客様の立場の場合、スタッフの方の姿勢や所作、
仕事をされている際の動きなどがとても気になります。

更にそのお店そのものやスタッフから感じられるセンスにも目がいってしまいます。

接客に関して言えば、
こちら側の視点でのメリットとデメリットを具体的に伝えてくれる方に惹かれます。

ベタな言い方で言えば、「売り込みではなく、客観的なアドバイス」です。

そのうえで、決断できるように導いていただけたら、最高です。
(って、私の場合は自分で即決できますが・・・)

しつらえ。
ファッション。
名刺や封筒などの小物。
接客。
品揃え。

自分達がお客様になってほしいと思うタイプのお客様の視点で
自社の改善点を挙げ、コツコツと取り組んでいきたいものです。
コメント
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