鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1104回】 「危機的な状況になる前にどうするか?」を考えるのが経営者

2014年01月08日 | 住宅コンサルタントとして
病気や怪我をした場合、最も良い治療法は何か?

個人的には、「病気や怪我を予防する」ということが、最良の方法だと思っています。

「どうやって治すか?」ということよりも、
「いかに予防するか?」ということの方が数段、レベルが高いですよね。

経営も同じことが言えると思います。

すなわち、「このままだと、当社はやっていけない(=倒産してしまう)」という状況に陥る前に、
それをいかに予防するのかが大切なのです。

「昨年の秋からの受注がイマイチだった」という会社の場合、
会社が危機的な状況に陥る前に手を打たなくてはなりません。

そういう会社がもしあったとしたら、
経営者は正月に思いっきりオフを満喫している場合ではありません。

「このままだと、我が社は非常にまずい状況になってしまう・・・。
その前に、今出来ることは・・・」

と方策を考え、何がベストなのかを検証するくらいのことはやっておくべきです。

しかしながら、危機感が薄かったり、経営者としての資質が低い経営者は、
危機的な状況なのにも関わらず、オフを満喫したりしてしまうのです・・・。

こういうスタンスで経営していては、会社が近い将来、傾くことは必然なのです。

会社が危機的な状況になると、近視的なモノの見え方になってしまい、
長期的戦略を立てることはまず不可能になります。

そうなったら、もう最期。
万にひとつ程度の確率しか、生存出来ません。

そうなる前に必死に手を打ち、
そのレッドゾーンに突入しないようにするのが経営者の仕事なのです。

うまくいっていない場合、頭を休める暇など、経営者には無いのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする