鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4038回】 ニーズの細分化についていけるか?

2022年01月19日 | 住宅コンサルタントとして

ユーザーが賢くなればなるほど、

ユーザーのニーズは細分化されていく。

 

これは常識です。

 

例えば、料理について情報を知りたいと思った場合、

かなり前であれば、料理教室に通ったり、

テレビの料理番組を見ていた方たちが、クックパッドに走り、

その後スマホ社会となり、デリッシュキッチンやクラシルなどの

アプリが取って変わりました。

 

そして、今でも短時間で凝った料理をしたい方は、

そのままクラシルなどで情報収集していますが、

より手抜きして、簡単においしく作りたい方、

魚をさばいて本格的な魚料理をしたい方、

本場のイタリア料理を知りたい方、

とにかく映える、かっこいい料理を作りかたい方など、

自分なりのこだわりが出てきた方は、

自分好みのYouTubeの番組を見るようになるのです。

 

自分なりの好みを理解した方は、

クックパッドやクラシルには戻らず、

自分が好きなユーチューバーの番組を

基本、見るようになります。

 

こうして、料理の作り方の情報収集一つにとっても、

ユーザーはドンドン細分化していくのですね。

 

この流れを理解していれば、

家を建てようと検討している方も

ますます細分化していくことでしょう。

 

商品のデザインテイストだけでなく、

価格と性能、更には自社のカラーを

ユーザーに分かりやすく出していく必要があるのです。

 

例えば、系統としては理系で

建築に関しても論理的にアプローチできる会社である、

という発信であったり、

女性が多数、活躍しており、

子育てママの大変さを理解した上での設計が得意、

という発信であったり、

とにかく楽しくワクワクした家づくりが得意である、

という発信であったり。

 

ここで重要なのは、ユーザーが一目見たら、

一瞬で伝わる映像で発信できているか、ということ。

 

文字や写真では、もう伝わらない時代なのです。

 

ちょっと何を言っているか、わからない方もいるかもしれませんが、

もう本当に動画で発信が上手な会社が勝つ時代なのです。

 

細分化する顧客のニーズに適応するためにも、

動画での発信力強化を徹底していきたいと思っています。

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