ちょっと業績が良くなり、
同業他社や仕入れ先、更には金融機関から
「この厳しい時代、本当に素晴らしい業績ですね!
これも社長の経営力が素晴らしいからですね!」
と言われて、その気になってしまう経営者も
世の中に結構存在するよなぁ、と感じています。
また、住宅会社でよくあるのが、
不動産会社に接待漬けにされ、
売れないで残っている土地を買わされたり、
住宅FC本部に接待漬けにされ、
落ち目のFCに加盟させられたり、というケース。
まあ、業績が良いと耳障りの良い言葉を言って、
いろんな人たちが集まってきます。
このおべんちゃらや接待漬けで判断を見誤り、
会社に多大な損害を与えているのに、
その自覚が無い経営者も、これまで見てきました。
特に50代以上の経営者に、
こういう接待漬けやおべんちゃらに弱いタイプが多いので、
注意が必要です。
調子が良い時に、調子に乗らない。
自社が調子が良いのは、
社員さんが頑張ってくれたり、
仕入れ先さんに協力していただいたおかげで、
決して自分の力ではない。
こうした謙虚さや冷静さを
経営者は持っておきたいものです。