一昨日の前回のブログは、赤ちゃんが生まれたところで終わりましたね。
昨日も赤ちゃんが生まれ、今日もこれから生まれそうです。
途中でまた抜け出しますよ。
昨日は午前中に赤ちゃんが生まれたので、午後からお隣の加東市に有る、播磨中央公園まで足を伸ばしました。
そうです、この辺りで、バラ園と言えば、ここくらいでしょう。
初めて訪れましたが、ちょっと遅いくらいで、ピークの花盛りは済んでいました。
塚口に住んでいた頃は、伊丹のバラ園によく行っていたのですが、
不思議とどちらも同じような作りなのですね。
きっと製作者が同じなのでしょうね。
できれば今度、和風のバラ園ではなく、ちゃんとしたイングリッシュガーデンに行ってみたくなりましたよ。
今年はタマル産では、バラの消毒に失敗して、全部枯してしまったので、
今日は、すきま時間で、庭いじりをしてしまいました。
このペースでは1週間はかかりそうです。
さて、今日の話題ですね。
ですが今日もここで赤ちゃんが生まれましたよ。
赤ちゃんはとても大きくて、しかもへその緒が首に巻いていたので、
とてもたいへんなお産でしたよ。
ですがよく有るパターンでしょ?
本当はお母さんがもう少し妊娠中に摂生しておいてくだされば楽に産めたのですが、
何か有ればこちらの責任になりますね。
でも本当は誰のせいでしょうか?
皆さんも加入しておられる、産科医療補償制度という制度はご存知ですか?
外来で予約をしていただく時に、書類を書かされるでしょう?
赤ちゃんが生まれて5年は残しておかないといけませんよ。
母子手帳に綴じておくのがベストです。
この制度は今から9年前に始まったのですが、
赤ちゃんに脳性マヒという症状が出た場合、大きくなるまで補償されるという制度なのです。
これまでは裁判を起こして、勝てば良いのですが、
裁判で医療者側に過失が認められなければ、
裁判費用もかかるし、養育費も出なかったのですよ。
だから裁判なんて起こさなくても、脳性マヒという症状が残った場合は補償しましょうね、という制度なのです。
この制度が発足する少し前から、産婦人科に対する医療裁判は減少に転じました。
患者さん側も、医療者側も、基本的には理解を得られたのではないでしょうか。
医療機関が特定されたり、医療機関が反論できなかったり、と問題点も有るのですけれど。
そしてこの制度は、原則、医療機関を罰することが目的ではなくて、
次の世代に、より良い医療を提供するために、原因分析と提言までしているのです。
ただしこれも理想論ばかりで、現場の声を反映していない、という声も大きいのですが。
それによると、制度が発足してから、脳性マヒの赤ちゃんは、1,606件だったようです。
9年間ですから、毎年200件近くですね。
多いとお思いでしょうが、これって世界一少ない数字なのですよ。
外国ではこんなものでは済みません。
ロシア人が無痛分娩に於いて日本の診療所を悪く言っていましたが、
ロシアは日本よりずっと危険な国ですからね。
1,606件のうち、今日のような遷延分娩が原因で脳性マヒになる赤ちゃんの数は、
104件でした。
率にして、6.5%ですよ。
思っていたより意外と少ないですね。
妊娠高血圧症候群に伴う常位胎盤早期剥離などの方がよっぽど多いのですね。
今日の赤ちゃんは、何も状態が悪く生まれていませんよ。遷延していたというだけですよ。
ちゃんと元気で生まれました。
それで遷延分娩の原因は、やはりお母さんが太ってしまって、
ついでに赤ちゃんも太ってしまうからというのが多いでしょう。
それと胎児の首にへその緒が巻いている時ですね。
もう1つは、前期破水でしょうか。
これらはいつも言っていることですね。
もちろん医療機関ではどうしようもない原因でしょう?
しかもお産の当日にならないと、遷延するかどうかも分かりませんしね。
それでも結果が悪いと、赤ちゃんは脳性マヒになることが有ります。
だからどうしろと言うか、と言えば、早く帝王切開しておけば良かったのに、ということになります。
ですが、なかなかどの時点で帝王切開するか、という明確な基準が無いわけですよ。
それで結局、結果が悪かったから、医療機関の判断が悪かった、という結論に達します。
ということで医療機関は、何でもかんでも帝王切開しなければいけない時代になってきた、という訳ですね。
昨日も赤ちゃんが生まれ、今日もこれから生まれそうです。
途中でまた抜け出しますよ。
昨日は午前中に赤ちゃんが生まれたので、午後からお隣の加東市に有る、播磨中央公園まで足を伸ばしました。
そうです、この辺りで、バラ園と言えば、ここくらいでしょう。
初めて訪れましたが、ちょっと遅いくらいで、ピークの花盛りは済んでいました。
塚口に住んでいた頃は、伊丹のバラ園によく行っていたのですが、
不思議とどちらも同じような作りなのですね。
きっと製作者が同じなのでしょうね。
できれば今度、和風のバラ園ではなく、ちゃんとしたイングリッシュガーデンに行ってみたくなりましたよ。
今年はタマル産では、バラの消毒に失敗して、全部枯してしまったので、
今日は、すきま時間で、庭いじりをしてしまいました。
このペースでは1週間はかかりそうです。
さて、今日の話題ですね。
ですが今日もここで赤ちゃんが生まれましたよ。
赤ちゃんはとても大きくて、しかもへその緒が首に巻いていたので、
とてもたいへんなお産でしたよ。
ですがよく有るパターンでしょ?
本当はお母さんがもう少し妊娠中に摂生しておいてくだされば楽に産めたのですが、
何か有ればこちらの責任になりますね。
でも本当は誰のせいでしょうか?
皆さんも加入しておられる、産科医療補償制度という制度はご存知ですか?
外来で予約をしていただく時に、書類を書かされるでしょう?
赤ちゃんが生まれて5年は残しておかないといけませんよ。
母子手帳に綴じておくのがベストです。
この制度は今から9年前に始まったのですが、
赤ちゃんに脳性マヒという症状が出た場合、大きくなるまで補償されるという制度なのです。
これまでは裁判を起こして、勝てば良いのですが、
裁判で医療者側に過失が認められなければ、
裁判費用もかかるし、養育費も出なかったのですよ。
だから裁判なんて起こさなくても、脳性マヒという症状が残った場合は補償しましょうね、という制度なのです。
この制度が発足する少し前から、産婦人科に対する医療裁判は減少に転じました。
患者さん側も、医療者側も、基本的には理解を得られたのではないでしょうか。
医療機関が特定されたり、医療機関が反論できなかったり、と問題点も有るのですけれど。
そしてこの制度は、原則、医療機関を罰することが目的ではなくて、
次の世代に、より良い医療を提供するために、原因分析と提言までしているのです。
ただしこれも理想論ばかりで、現場の声を反映していない、という声も大きいのですが。
それによると、制度が発足してから、脳性マヒの赤ちゃんは、1,606件だったようです。
9年間ですから、毎年200件近くですね。
多いとお思いでしょうが、これって世界一少ない数字なのですよ。
外国ではこんなものでは済みません。
ロシア人が無痛分娩に於いて日本の診療所を悪く言っていましたが、
ロシアは日本よりずっと危険な国ですからね。
1,606件のうち、今日のような遷延分娩が原因で脳性マヒになる赤ちゃんの数は、
104件でした。
率にして、6.5%ですよ。
思っていたより意外と少ないですね。
妊娠高血圧症候群に伴う常位胎盤早期剥離などの方がよっぽど多いのですね。
今日の赤ちゃんは、何も状態が悪く生まれていませんよ。遷延していたというだけですよ。
ちゃんと元気で生まれました。
それで遷延分娩の原因は、やはりお母さんが太ってしまって、
ついでに赤ちゃんも太ってしまうからというのが多いでしょう。
それと胎児の首にへその緒が巻いている時ですね。
もう1つは、前期破水でしょうか。
これらはいつも言っていることですね。
もちろん医療機関ではどうしようもない原因でしょう?
しかもお産の当日にならないと、遷延するかどうかも分かりませんしね。
それでも結果が悪いと、赤ちゃんは脳性マヒになることが有ります。
だからどうしろと言うか、と言えば、早く帝王切開しておけば良かったのに、ということになります。
ですが、なかなかどの時点で帝王切開するか、という明確な基準が無いわけですよ。
それで結局、結果が悪かったから、医療機関の判断が悪かった、という結論に達します。
ということで医療機関は、何でもかんでも帝王切開しなければいけない時代になってきた、という訳ですね。