お産にはお父さんの力が欠かせません。
今日も産後の1ヶ月健診のアンケートでは、お父さんが感動していたのが嬉しかったと有りました。
男性は頼られることでその力を発揮しますし、
女性はあまえ上手がちょうどいいのかもしれませんね。
もちろん、家庭によってはいろいろなパターンが有るでしょうけれど。
タマル産の待合室には大きな絵が飾ってありますね。
マークエステルというフランス人の画家が描かれた「古事記絵巻」の中の
「神武天皇の東征」という絵です。
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今ちょうど、伊勢神宮の遷宮が話題になっていますが、
お伊勢さんにもマークエステル先生の「天照大神」の絵が奉納されています。
伊勢は父方の故郷なので懐かしいのです。
その古事記はいきなり、おどろおどろしたお産の描写で始まります。
イザナギとイザナミに初めて出来た子は、流産だったのでしょう。
ヒルのようだと言っています。
初めての妊娠が流産だと、とてもがっかりするでしょう?
今でも皆さんそうなのです。
妊娠すれば、普通に生まれると、そう思い込んでおられることでしょう。
イザナミはその後、火の神を産むのですが、
その出産の時に生命を落として、黄泉の国に行ってしまうのです。
昔はお産は命懸けだったということですね。今もなんら変わりはしませんが。
イザナギは黄泉の国まで助けに行くのですが、その変わり果てた姿に逃げ帰って来るのです。
その、みそぎの時に生まれたのが天照大神であり、須佐之男命であり、月読命の三貴神なのです。
また神武天皇の先祖が山幸彦です。海幸彦の3つ子の末弟なのです。
その奥さんが豊玉姫命と言い、そのお産の時の話も有ります。
お産の時には川辺に産屋を建てて、見てはダメだと言われたのに、
山幸彦は覗いてしまうのです。
どうなったかですか?
子どもを連れて実家に帰ってしまうのですよ。
とそれは昔の話だとばかり思っていたら、福知山でも1950年代まで、
お産の時に海や川の近くに産屋を建てて、お産の前後に宿泊していたそうです。
男性は見てはいけないもののようです。
でも今ではお産はもっとザックバランなもので、家族とリラックスして産めるのです。
ただそのためには、男性も女性の特性を理解して、もっと学ぶ必要が有りそうです。
知識の無いままに出産に立ち会っても、昔の人同様に、血液を不浄なものと捉えてしまいますからね。
ですが本当は、お産は清くて、神聖なものなんですよね。
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神様は私たちの心の中に住み
私たちの心の動きを
じっと見つめておられます。
嬉しい時
悲しい時
そして、楽しい時
神様が共にその心を
味わっておられることを
忘れないでください。
レバレンド・ムーン