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趣味の話など

名鉄最後の2扉通勤車を堪能する

2019-11-10 | 一寸お出かけ(中部)
私が大好きなパノラマカーの面影を残す、名鉄5700・5300系(総称してNSR車)
の引退が明らかになりました。具体的な時期は明らかにされていませんが、引退
記念きっぷが今月初めに発売され、瞬く間に完売したようです。

引退が明らかになる以前から、NSR車は気になりつつ、延び延びになっていました
が(最近彼岸花を見に半田に行ったのもその一環のつもりでしたが、出発が遅すぎ
断念)、ようやく今回乗りに行ってきました。



パノラマカーの片引戸とは異なり両開扉ですが、2扉で扉間は連続した大窓など、
面影を残しています。
室内は、ドア回りの立席スペースが大きく取られ、補助席を有するなどは今風
ですが、室内から見た窓回りや転換クロスシート本体はパノラマカーとそっくり
です。



この車両を初めて見たとき、前面窓が運転士側と助士側で段違いになっていて、
正直「ださっ!」と思ったものですが、少しでも乗客への前面展望を確保しよう
という涙ぐましいサービス精神の現れです。
室内の速度表示もパノラマカー以来、通勤車では省略されていたものです。
NSR車のものは7セグ表示ですが、パノラマカーの初期のものはニキシー管と
いう、大昔の計算機に使われていたような代物でした。(今や7セグ表示でも
十分古臭いですが、若い方にはニキシー管がどんなものかイメージできない
かもしれません)



その前面展望を楽しんでいたところ、現在残る3運用のうち別運用の5300系と
すれ違い(右写真)



さらに前面展望。名鉄名古屋に接近。



名鉄名物?名古屋本線と犬山線の平面交差、枇杷島分岐点。



犬山橋。かつては鉄道・道路併用橋でした。



朝早くからずっと5700系(5704編成)に乗っていましたが、途中、午前中
にすれ違った5300系(5304編成)と2回目にすれ違う直前でつかまえて、
そちらにも乗ってきました。見た目はほぼ同じです。



5300系は昔のSR車の名残でオールM車のため、先頭車でもモータ音が聞こえる
のがいいです。当初は台車もSR車からの流用で、ゴツゴツした乗り心地で爆走
することに驚いたものです。

帰路は例によってかぶりつき席で、中学生ぐらいの地元のファン3名と楽しく
話をしながら、あっという間に時間が経ちました。
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