やっと静岡のお酒のテイスティングです
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臥龍梅 純米吟醸 袋吊り雫酒 山田錦 生酒
三和酒造株式会社 静岡県
有名な三国志のなかに「臥龍・鳳雛」という言葉が出てきます。
「臥龍」は寝ている龍、
まだ雲雨を得ないため天にのぼれず、
地にひそみ隠れている龍のことで、
転じてまだ志をのばす機会を得ないで
民間にひそみ隠れている英雄の例えとされます。
因みに「鳳雛」とは鳳凰のひなで、
将来大人物になる素質を備えた少年の例えです。
「臥龍」の故事に習い、
やがては天下の美酒と謳われることを願って
このお酒を「臥龍梅」と命名したのだそうです。
その願いかなって臥龍梅は静岡を代表するお酒となっています。
使用米 兵庫県産山田錦
精米歩合 55%
日本酒度 +3
酸度 1.4
アルコール分 16.5
<テイスティング>
外観 清澄度、透明感高く健全。粘性は中等度。
薄いPGY。
香り やや控えめに香るのは白ワインを思わせる洋なしの香りと
その奥に微かに香る米のふくよかさ。
強いアルコールの香りも感じる。
味わい アタックはマイルドな口当たり。米を思わせる穏やかな甘み。
すぐにピリッとしたアルコールの刺激と温かみが
口内にじわじわと広がり、長く口内に残る。
その刺激の中に柔らかな酸味と
やや強めのスパイスのような苦味を感じる。
まろやかなで軽い米の旨みを戻り香とともに感じる。
余韻はアルコールの物理的刺激(ピリピリ&温度)と苦味が
やや長めに続く。
alc.16~17%
特性 香りはフルーティだが味わいはやや刺激的。
新酒のような苦味が立つ。
燗酒で刺激を和らげたほうが飲みやすいかも。
適用温度 35~40℃ もしくは15~18℃
吟醸香を楽しみたいところだが苦味が強めなので
人肌~ぬる燗で香りをできるだけ保ちつつ
刺激を和らげて米の甘みの味わいを引き立てたい。
ゆっくりと空気に触れさせながら味わうのなら
高めの常温でもいいかもしれない。
適した器 少し温めていただくのが良いと思うので陶磁器。
華やかさや軽やかさもあるので
焼き締め陶器というよりは
唐津や瀬戸のような施釉陶器か磁器のほうがよいかもしれない。
口が広めで中ぶりの陶磁器で
酸化を促しながら飲用するのも有効。
飲用シーン カジュアルというよりはやや落ち着いた雰囲気で。
秋から冬にかけて。
中年くらいの男女、日本酒をある程度理解している人に。
相性の良い料理のイメージ
やや華やかな香りや米を思わせるふくよかさもあるが
やはり苦味やアルコールの刺激が強い印象。
それに負けない強い風味の食材や味付けのものと合わせたい。
脂の乗った魚や血合いの部分も一緒に楽しむ魚、
肉なら内臓系や少しスパイシーに味付けたもの、
野菜なら根菜やキノコなどと合わせたい。
和食:きんぴらゴボウ、筑前煮、ブリ大根、ワカサギの天ぷら
秋刀魚の塩焼き、さんまの有馬煮、いわしの煮物、
豚のしょうが焼き、もつ鍋、キノコ鍋
洋食:いわしのベッカフィーコ スズキの香味ロースト
エスカベッシュ、キノコのソテー
中華:豚肉とザーサイの炒め、白身魚のザーサイ蒸し、
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つぶやき
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テイスティングコメントは
すこーしだけ早く書けるようになって来ましたが
飲用シーンと料理がねえ・・・。
薫酒なのに味わいがそれらしくないとか
そういうのってホントに難しい。
今回は洋食メニューが思いつかなくて苦労した
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しかもほんとに合わせてみないと自信ない。
いろいろ考えてると
酒の味の印象も変わってくるような気がするし
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実際このお酒は燗つけるとホントに苦味がなくなって
まろやかでおいしい。
同じお酒とは思えないくらい。
そうすると、
常温のときと燗のときどっちも料理考えるのか? とか・・・・
いつもの「考えすぎ病」が出てきてます
静岡って結構有名なお酒あります。
磯自慢
開運
初亀
などなど。