Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

日本酒   駿  吟醸酒 跳馬 

2010-08-12 23:54:01 | Sake


駿 吟醸酒・跳馬
株式会社いそのさわ 福岡県


原料米 山田錦
精米歩合55%
日本酒度+4
酸度1.2
アルコール度15~16

<テイスティング>
外観  清澄度、透明感高く健全。
    ごく薄いPGY かがやきあり 粘性中等度
香り  控えめな吟醸香 洋梨 オレンジ色の柑橘 アルコール
味わい アタックはまったりした洋梨のような甘さ
    すぐにアルコールのピリッとした刺激
    甘さと刺激の中に穏やかな酸味を感じる。
    ハーブのような爽やかな苦味と厚みのある旨みが口内に広がる。
    アフターは洋梨や米の甘みとアルコール
    余韻は中~長めで米の旨み、アルコール、苦味そして軽い酸味と
    変化して消えていく。
サンプルの特性
    控えめではあるが吟醸香があり、
    醸造アルコールで引き締まった酒質ながら
    比較的厚い旨みがあり余韻に複雑さも感じられる。
    シーンや料理など余り選ばずに広く飲用できる。
適した飲用シーン
    どちらかというとカジュアルな場面で。
    食事の前半から後半まで1つで通せるタイプ。
    若い人が気軽に楽しめる日本酒。
    華やかで爽やかな酒質を春から初夏に楽しみたい。
適した飲用温度
    15~20℃
    爽やかに飲用するためにやや冷やしたほうが良いが、
    繊細な香りを保つため余り冷やしすぎてはいけない。
    常温での飲用でも香りを楽しめる。
適した酒器
    香りを逃さないようにチューリップ型やラッパ型の
    グラスもしくは薄く作った磁器。
    冷やして飲む場合はやや小ぶりの器で飲みきりできるように。
相性のよい料理のイメージ
    お酒の香りを邪魔しないシンプルな料理、
    爽やかな風味の料理が望ましい。
    和食:白身魚の刺身 冬瓜の鶏そぼろあんかけ 鮎の塩焼き
    洋食:白身魚のカルパッチョ、カプレーゼ、白身魚のポワレ
    中華:バンバンジー、白身魚の甘酢あんかけ、エビチリ




つぶやき

このお酒はバイト先で味見させてもらったときにうまいと思っていて、
今回じっくり味わうことができてよかったです。

温めても飲んでみましたが
案の定、香りがなくなっちゃいましたね。
冷やすとやや苦味が強くなるかも。
常温が一番おいしい。

福岡には他に、
三井の寿
庭のうぐいす
繁桝
独楽蔵
杜氏の詩
などの銘柄があります。

晩ご飯   ガメ煮 他、醇酒に合うかもしれない料理たち

2010-08-12 23:05:07 | Food

福岡県の郷土料理、ガメ煮です。
またの名を筑前煮。

おいしく炊けました。

筑前煮ってなんとなく醇酒に合うお料理に挙げがちなので
これを期に
醇酒に合うと思われるいろいろなお惣菜と
残っている醇酒を合わせてみました。


キンメダイのザーサイ蒸し。
もっとザーサイが主張するかと思ったら
結構あっさり仕上がったので、
爽酒か薫酒でもいいかも・・・・。



サバの味噌煮。
酸味のあるお酒と味噌味は余り合わないことが判明。



カスベのほっぺをコンフィにしてみました。
うまい。
しかも醇酒に合うと思う。
でも爽酒にも合いそうな気もするし。


なんだかしっくり来ないな・・・。
料理と日本酒を合わせるの、結構難しい。
プチ壁って感じです

日本酒  六十餘洲 大吟醸

2010-08-12 22:32:48 | Sake

六十餘洲 大吟醸
今里酒造株式会社 長崎県

江戸時代、日本は60余りの地域に分かれており、
日本全国を指して「六十餘洲」と呼んでいたそう。
「六十餘洲」の名は、
”日本全国津々浦々の人々に飲んで頂けるように”という
蔵元の願いを込めてつけられました。

使用米 山田錦100%
精米歩合 38%
alc. 17%


<テイスティング>
外観  清澄度、透明感高く健全である
    ほぼ無色透明 艶がある 粘性中~高め
香り  洋ナシ、メロン、強いアルコールの香り
味わい アタックはマイルドで舌触りトロミがある。
    まろやかな甘みを感じたあと
    口内にアルコールの刺激がピリピリと広がる。
    引き締まった酸味はすぐに薄れ、
    スパイスのようにキリリとした渋みと苦味となり、
    軽やかで伸びのある米の旨みが現われる。
    軽い果実の風味米の風味、アルコールの香りがアフターを支配。
    余韻は中~長めで、苦味とアルコールの物理的刺激が残る。
    alc.17~18%程度ある印象
サンプルの特性
    吟醸香と醸造アルコールの強さが特徴的。
適した飲用シーン
    華やかな香りがあり
    高めの温度でおいしくいただけることから、
    秋の飲用がいいかもしれない。
    繊細さや複雑さというよりは、
    シンプルな酒質なので
    カジュアルなレストランで。
    アルコールが強いので食事のはじめというよりは中盤以降で。
    飲み手を選ぶタイプではないと思われる。
飲用温度 18~25℃ もしくは40~45℃
     苦味・渋みが立っているので冷やすことは適さない。
     常温か熱燗にすることで、旨みが際立つと思われる。
適した酒器 アルコールの香りが強いので
      口が広めの酒器で揮発を促しながら飲むことで
      日本酒本来の香りや旨みが楽しみやすいかも。
      高めの温度が適するということで、
      暖かい印象を与える陶器でじっくりと頂きたい。
相性の良い料理のイメージ
      アルコールが強いので      
      繊細な味付けのものよりややしっかりした味付けの料理に。
      香りの華やかさもあるのでそれが生かされるように
      爽やかさの中にアクセントも持ち合わせる料理を。
      和食:筑前煮、鮎の塩焼き、焼きナス、わけぎのぬた
      洋食:アクアパッツア、白身魚のポワレ
      中華:イカとセロリの炒め、豚肉のザーサイ炒め
         


つぶやき
これ、冷やすとホントに苦味と渋みが増します。
燗つけると甘くてまろやか。

長崎には他に
福鶴
ふるさと讃歌
などの銘柄があります。