東洋美人 山廃仕込吟醸酒
株式会社澄川酒造場 山口県
夏休み明け第一号のお酒はこちらにしました。
大意はありません。
数ある日本酒在庫の一番前に偶然置いてあったから
緑深い山の麓に仕置きする蔵で、
年産620石ほどの小蔵ながら、
使用する酒米はすべて「山田錦」のみ。
しかも素性のはっきりした山田錦しか使わない。
酒米に徹底してこだわる蔵元です。
仕込み水に月山岩清水を無濾過で使用するため、
どの酒も透明感が際立っています。
現在、若き杜氏・澄川宣史氏を中心に酒造りを行い、
まさに東洋の女神の如くキレイな酒質で、
飲み手の心を感動させてくれます。
安心感、安らぎをもつこの酒は山口県の一番星です。
使用米:山田錦
精米歩合:50%
日本酒度:+5
酸度:1.5
alc.:15~16%
<テイスティング>
外観:清澄度、透明性高く健全。
緑がかった薄い黄色、粘性高め
香り:控えめ、メロン ミントキャンディ
味わい:アタックはマイルドでとろりとしたテクスチャー。
柔らかい米の甘みをまず感じ、舌に軽くぴりぴりとした刺激。
しっかりした酸味が口内に広がり、
おだやかで爽やかな苦味が残るが、
ふくよかな米の旨みと甘みが舌の上のみならず
フレーバーとして鼻にも感じられる。
余韻は中等度~やや長め、
米の風味、そしてアルコールと軽い苦味が残るが、
アルコールがキリッと引き締めてくれるため
すっきりとキレがよいフィニッシュ。
サンプルの特徴:
控えめだが爽やかな香り、ふくらみのある米の甘み・旨みと
すっきりとしたフィニッシュが特徴。
アルコールもさほど高くないのでかなり飲みやすい印象。
香りから薫酒ともいえるし、
ふくよかな飲み口から醇酒としてもよいかもしれない。
適した飲用シーン;
香りもよくふくよかさと爽やかさを兼ね備えており
かなり飲みやすい酒質。
日本酒をあまり飲みなれていない人でも楽しめると思われる。
春に親しい友人や恋人との語らいに。
飲用温度:8~15℃ (35~40℃)
華やかな香りを楽しめるよう冷えすぎず、
爽やかさを楽しめるよう高すぎない温度で。
ふくよかさもあるので人肌燗くらいの温度で
旨みの広がりを楽しむこともできるかもしれない。
適した器:香りの広がりを楽しめるようラッパ型の酒器が好ましい。
冷たく飲用するのであればガラスの器
もしくは白っぽい磁器で。
温かくいただく場合も
爽やかさに合わせて磁器が良いと思われる。
比較的幅広い温度帯で楽しめるので中ぶりのグラスで
温度変化による香りや風味の違いを楽しみたい。
相性の良い料理のイメージ:
爽やかさの中に食材の旨みも楽しめる料理が好ましい。
軽く前菜にも合わせられるし、
魚介や鶏肉であればメインにも合わせられる。
和食:白身魚のお刺身、ハマグリの酒蒸し、
桜海老の天ぷら、かぶの鶏そぼろあんかけ
洋食:魚介のサラダ、お米のサラダ、鱒のソテー
中華:シュウマイ、鯛のザーサイ蒸し、バンバンジー
つぶやき
しばらくワインのことしか考えてなかったんで、
日本酒のコメント書けない書けない
こういう中間的なお酒ってコメント書きにくいし。
これ、醸造アルコールが入ってる吟醸酒なんですが、
アルコール感は余りなくて柔らかいのみ口。
しかも山廃仕込の吟醸酒・・・
生酛系なんてぜんぜんわかりません
ぶっちゃけ、
これが純米なのか吟醸なのか本醸なのかって
分かりにくいほうがおいしいお酒ですよね。
山口県っておいしいお酒が多いんです。
他に、
獺祭(だっさい)
貴
雁木
などの銘柄があります。