6軒の借家人に1月から 3千円の家賃値上げ通告
1月初旬、組合に相談の電話が入った。家主から6軒の借家人に対して、1月の家賃から1か月3000円の値上げを通告され困っているという内容である。 過去、2年毎の値上げが繰返され、その都度、値上げを呑まされ続けている。借家人の意見は、これ以上値上げは呑めないということで全員一致している。 だが、値上げ通告にどのように対処するか、借地借家人組合への加入に対しても、各人の意見は纏らない。
そこで組合の説明会を開いてほしいということで、1月13日に会合を開き、借地借家人組合とはいかなることをするのかを説明した。借地借家法の条文のコピーを配り、それを基にして、家賃値上げの対処方法、供託、調停等を解説した。
組合に加入したいので、1月26日に再度会合を開きたいとの要請があった。 会合で今後の行動の意見交換をし、1月31日に代表者3名と組合役員とで6軒分の家賃を纏めて家主の元へ持参すること、家主への対応は総て組合役員が代表して行なうことを決めた。
当日、家主に対して、6名が組合に加入したこと、交渉は組合を中心に行なうことを通告。今回の値上げは認められない。今まで通りの家賃額で支払うので受領の有無を返答してもらいたいと告げた。家主は共同所有者(不動産業者)に電話で相談するので待ってもらいたいと奥へ引込んだ。
数分後、今回の値上げは撤回すると言い、今まで通りの金額で受領した。
東京・台東借地借家人組合
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