At The Living Room Reloaded

忙しい毎日の中で少し足を止めてみる、そんな時間に聴きたい素晴らしい音楽の紹介です。

Things Will Be Sweeter / Dee C. Lee

2014-12-05 | Acid Jazz~UK Soul
このところ自分の中でアシッドジャズ~UKソウル熱が再燃しているというのは既に何度も書いてきた話ですが、そんな中でもマイブームなのが当時リリースされたシングルCDの購入。この手のジャンルのシングル盤はその性質上アナログ12インチでの流通が世界的に主流となっていますが、実はUK本国のみでひっそりとCDが併売されているものもあり、そうしたニッチな作品を探し出し海外サイトから直接取り寄せるのが最近密かな楽しみになっています。これらの作品はもともとリアルタイムの日本ではほぼ流通していなかったため、10年ほど前まではそれなりに入手が難しかったのですが、インターネットによるグローバリゼーションが進んだ現在となっては容易に購入することが可能となりました。昨今の音楽業界の衰退ぶりを見てしまうとインターネットの急速な普及に関しては色々と思うこともありますが、こと音源蒐集ということにのみ関して言うならば随分と便利な世の中になったものです。さてさて出だしから壮大に話がずれましたが、本作はスタイル・カウンシルの元メンバーかつポール・ウェラーの元奥方として知られるDee C. Leeことダイアン・キャサリン・シーリンによる1995年の作品で同タイトルのアルバムからのシングルカット。当時はやっていたグラウンド・ビートに綺麗なピアノと美しい歌声がのる名曲で、UKソウル愛好家の中では人気が高いと思われる一曲です。アルバムにも収録されていた12インチミックスは6分半と長尺で普段聴きには不向きなのですが、同一テイクながら4分半とコンパクトにまとまった7インチミックスが合わせて収録されているのが本作のミソ。これなら自作コンピを作るときなどにも気軽に入れられるので、僕と同じような趣味を持っている方にはこちらの購入がお勧めです。いわゆる女子ウケが良い(とマニア連中が勝手に思っている)曲なので、その手のナンバーが好きな方は聴いてみるといいかもしれません。フリーソウル経由のリスナーならばまず間違いなくハマると思います。

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