
伝説のモッズ・バンド、Hipster ImageによるMake Her Mineという曲の99年に出された日本盤12インチ。僕は当時この曲がリバイバル・ヒットしたことは良く知らないのですが、どうやらリーヴァイスのCMに使われていたみたいですね。僕には馴染みのない60's UKのモッズなのに、この曲に関しては素直にカッコいいと思えます。鮮烈なホーンとグルーヴィーなビート、おまけに若干やる気のない白人ヴォーカルと来れば僕の好み一直線と言った感じ。ロックとして聴くよりもクラブ・ジャズとして聴いて素晴らしいです。僕は基本的に打ち込みビートよりも生音の方が好みなのでA-2のオリジナルが気に入っていますが、サンプリング&コラージュでクラブ仕様に変換したA-1のThe Readymade All That Jazzも悪くないです。ジャズというかこの当時流行っていたラウンジ~ボッサと言った感じで、どことなく打ち込み時代のNicola Conteを彷彿させるようなクールなビートと、ナレーション気味なスポークンが決まっています。僕の持っている小西康晴氏のイメージとは若干違う雰囲気。どちらかというと須永さんのイメージに近いです。基本的には派手だけれど、どこか冷めている感じもありつつ大人びたクールな印象が特徴的で格好いい。キラー・モッズとはこういうことを言うのでしょうか?ちなみにそこそこの人気盤らしく、最近のリリースにしては結構な値段をつけている店もあるのでご注意を。こういう最近の盤に高いお金を払う必要は僕はあまりないと思います・・・。
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