
いつもと少し毛並を変えてパンクから紹介。と言っても、The Jamが果たして真にパンクと呼べるのかどうかは僕には分かりませんが・・・。そもそも、このシングルが発売されたときには僕はまだ生まれていなかったので、これが当時流行っていたということも知らないのですが、そんなこととは関係なく大好きな一曲です。なんで大好きかってこの曲を聴くと落ち込んでいるときも自然と元気が出てくるから。サバービア誌によればポール・ウェラーは「とてつもなく素晴らしいことをそのままにしておきたいと願うなら、かならず終わらせなければならない」と言ってジャムと言うバンドを終わらせたそう。ちなみにこのシングルがJam名義での最後のリリースに当たるものです。解散ソングと言うには少し明るすぎるようと思う方もいるかもしれませんが、逆に新しい始まりへのプレリュードと考えればこのような形でのラスト・シングルにも納得が行くと思います。後にリリースされることになるスタカン名義での素晴らしき作品群への布石にして、10代後半~20代前半という淡々しく瑞々しかった青春時代への、希望に満ちた素晴らしき決別ソングです。いわゆる僕の好みとは少し違うかもしれませんが、自分の殻を破って新しいことに挑戦したいときに聴くと胸の奥から勇気が湧くのでオススメ。ちなみに僕が持っているのは当時限定でリリースされたこのジャケ違い2枚組7インチ。カップリングには彼が崇拝するCurtis Mayfieldのカヴァーなども入っています。
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