最近地政学という言葉をよく聞く。
比較的新しい言葉ということだが、
若い頃には結構聞いていたと思う。
それが余り聞かなくなった。
少し前までは「世界は一つ」が圧倒的だったからな。
そも一つも多数も同じ、視点が違うだけのこと。
だから概念としては一つでもいいが、
実際に生きるのは個別の問題である。
そこでは地理的条件が大きな意味合いを持つ。
何にしても地政学ってのを学んだ訳でもなく、
字面だけで分かったような気になってるだけ、
実に頼りない話である。
・・・・・
地球世界は陸と海で出来ている。
だから大きくは大陸勢力と海洋勢力がある。
ヒトは想えば元は森の住人かと。
それが森から出てきたのだ。
そこで大きく変貌したならば、
文明のその始まりは草原だと。
私はそう想うのです。
今は絶滅したがインドにもライオンがいた。
インドはジャングルのイメージだが草原もあるのだ。
だから私がまだ子供の頃にはいたと。
そもライオンは草原の生き物である。
そこに人間が住んだのだ。
ときにライオンは一番の敵となった。
現生人類にとって最古の文明といわれるシュメールは、
中東の大河の流れる大草原にあった。
そこで穀物を大々的に生産した。
そこでの遺物に円筒印章がある。
その一つにライオンに挟まれた人が彫られていた。
まるでライオンに襲われているかのような。
それは実は逆であったとか。
それは左右にライオンを従えている、
大王(ギルガメシュ)であるらしい。
ときの大敵はライオンであった。
その難敵を克服した英雄だったのだ。
なるほど、そうかと。
今神社の本殿左右に狛犬が鎮座する。
これはそれを彷彿とさせる。
ともかくも、
文明は大草原の大河のほとり、
と言われるのは尤もなことと。
だとしても、森に留まったヒトもいただろうし、
森を出たとしてもそこが海だったら?
海に活路を見出すより他ない。
でもそういう場所は海と山が近いと。
大方そういう地形かと。
ならそこではヒトは海と山とを行ったり来たり。
ちなみに古来日本には海人と山人がいたようだ。
ならそれは結局同じ系譜なのか?
海と山が迫っている日本では尚。
そう思えば納得である。
それにまた海に出ればそこは大草原に同じ、
いやそれ以上に広い大海原。
そこにはライオンはいない。
危険は海そのもの。
しかもその危険は皆平等で一蓮托生である。
そこでも勿論指導者は必要。
それも皆の協力あってこそ。
関係性はその中で培われる。
当然序列もできるだろうと。
でも根底には平等性がある。
しかもそれは観念ではなく、
現実的なものとしてあると。
・・・・・
文明は(大草原の)大河のほとり。
歴史ではそのように教えてきたが。
それは事実だし、その通りだろう。
でも余り実感はなかった。
日本はそこに当てはまらないから。
でも昨今の情報化時代の中で改めて思う。
その映像を見れば一目瞭然、そこは広大な大地であると。
地中海沿岸から中東、欧州から中央アジアに北西インド、
そして東アジア(シナ)の大平原。
これらは旧大陸の大文明圏である。
ときに大山塊や大河などでさえぎられるが。
それを除けばそこには境界がない。
しかしてそこが豊饒の大地となる。
ゆえ大文明圏となるは必定のこと。
ところがそれゆえに問題が起こる。
そこが奪い合いの大地となるのだ。
民族の攻防が激しく時を早回しすれば、
その勢力圏は目まぐるしく変転し変幻自在、
しかも往々にして消えてしまう。
それを思えば今のウクライナも、
その一過程なのかと。
しかしてそこでは、
支配・被支配の関係を免れない、
たとえ同族であっても。
他は大方搾取の対象であり、
ひどい時は奴隷か死である。
そしてここに帝国ができる。
これが旧大陸の歴史である。
思えばあのアレキサンダーが言った。
ギリシャから出て中東インドと進み、
ことごとく征服して、言ったという。
もう私の前に征服する土地がないと。
そこまで行って大山塊や砂漠そしてジャングル、
彼の前に(人の住む)土地はなくなった。
その向こうには東アジアがあったが、
彼には見えなかった。
でもときに東アジアも同じ状況であった。
これが大陸勢力の有様である。
新大陸(アメリカ)は横に置いて、
アフリカのサハラ以南とインドの一部、
それに東南アジアはジャングルが多く、
大陸勢力にとっては少し手に余ったか、
ちょっと別の歴史になっている。
そこで海洋勢力だが、
大陸の海岸沿いにはそれらしい勢力がいたかも、
地形にもよるだろうが。
思えば地中海沿岸はそのようだ。
それを内海としての海洋勢力が。
イギリスは島国だからもとよりそうだが、
でも一番はやはり日本であると。
・・・・・
その日本は列島である。
列島は北から、
アリューシャン列島、北海道、本州、四国、九州、沖縄及び南西諸島、
台湾、フィリピン、それにボルネオ、インドネシア、
さらに太平洋諸島など。
実に大きな版図である。
これは概ね大東亜共栄圏の範疇である。
そこに半島などが加わって。
沖縄はそも日本だが、
台湾を併合したのはだから意図あってのことだろう。
朝鮮半島は大陸との最も大きな陸橋であった。
ゆえに大陸勢力との緩衝地として極めて重要。
満州はちょっと微妙。
思えばその昔ロシアとの交渉で、
樺太・千島交換条約というのがあったが、
そこにも意図があったのだろう、
海洋勢力としての。
そう思うのです。
これが私の発想です。
それにしても結局は、
すべて私の言葉遊び、
かな?
比較的新しい言葉ということだが、
若い頃には結構聞いていたと思う。
それが余り聞かなくなった。
少し前までは「世界は一つ」が圧倒的だったからな。
そも一つも多数も同じ、視点が違うだけのこと。
だから概念としては一つでもいいが、
実際に生きるのは個別の問題である。
そこでは地理的条件が大きな意味合いを持つ。
何にしても地政学ってのを学んだ訳でもなく、
字面だけで分かったような気になってるだけ、
実に頼りない話である。
・・・・・
地球世界は陸と海で出来ている。
だから大きくは大陸勢力と海洋勢力がある。
ヒトは想えば元は森の住人かと。
それが森から出てきたのだ。
そこで大きく変貌したならば、
文明のその始まりは草原だと。
私はそう想うのです。
今は絶滅したがインドにもライオンがいた。
インドはジャングルのイメージだが草原もあるのだ。
だから私がまだ子供の頃にはいたと。
そもライオンは草原の生き物である。
そこに人間が住んだのだ。
ときにライオンは一番の敵となった。
現生人類にとって最古の文明といわれるシュメールは、
中東の大河の流れる大草原にあった。
そこで穀物を大々的に生産した。
そこでの遺物に円筒印章がある。
その一つにライオンに挟まれた人が彫られていた。
まるでライオンに襲われているかのような。
それは実は逆であったとか。
それは左右にライオンを従えている、
大王(ギルガメシュ)であるらしい。
ときの大敵はライオンであった。
その難敵を克服した英雄だったのだ。
なるほど、そうかと。
今神社の本殿左右に狛犬が鎮座する。
これはそれを彷彿とさせる。
ともかくも、
文明は大草原の大河のほとり、
と言われるのは尤もなことと。
だとしても、森に留まったヒトもいただろうし、
森を出たとしてもそこが海だったら?
海に活路を見出すより他ない。
でもそういう場所は海と山が近いと。
大方そういう地形かと。
ならそこではヒトは海と山とを行ったり来たり。
ちなみに古来日本には海人と山人がいたようだ。
ならそれは結局同じ系譜なのか?
海と山が迫っている日本では尚。
そう思えば納得である。
それにまた海に出ればそこは大草原に同じ、
いやそれ以上に広い大海原。
そこにはライオンはいない。
危険は海そのもの。
しかもその危険は皆平等で一蓮托生である。
そこでも勿論指導者は必要。
それも皆の協力あってこそ。
関係性はその中で培われる。
当然序列もできるだろうと。
でも根底には平等性がある。
しかもそれは観念ではなく、
現実的なものとしてあると。
・・・・・
文明は(大草原の)大河のほとり。
歴史ではそのように教えてきたが。
それは事実だし、その通りだろう。
でも余り実感はなかった。
日本はそこに当てはまらないから。
でも昨今の情報化時代の中で改めて思う。
その映像を見れば一目瞭然、そこは広大な大地であると。
地中海沿岸から中東、欧州から中央アジアに北西インド、
そして東アジア(シナ)の大平原。
これらは旧大陸の大文明圏である。
ときに大山塊や大河などでさえぎられるが。
それを除けばそこには境界がない。
しかしてそこが豊饒の大地となる。
ゆえ大文明圏となるは必定のこと。
ところがそれゆえに問題が起こる。
そこが奪い合いの大地となるのだ。
民族の攻防が激しく時を早回しすれば、
その勢力圏は目まぐるしく変転し変幻自在、
しかも往々にして消えてしまう。
それを思えば今のウクライナも、
その一過程なのかと。
しかしてそこでは、
支配・被支配の関係を免れない、
たとえ同族であっても。
他は大方搾取の対象であり、
ひどい時は奴隷か死である。
そしてここに帝国ができる。
これが旧大陸の歴史である。
思えばあのアレキサンダーが言った。
ギリシャから出て中東インドと進み、
ことごとく征服して、言ったという。
もう私の前に征服する土地がないと。
そこまで行って大山塊や砂漠そしてジャングル、
彼の前に(人の住む)土地はなくなった。
その向こうには東アジアがあったが、
彼には見えなかった。
でもときに東アジアも同じ状況であった。
これが大陸勢力の有様である。
新大陸(アメリカ)は横に置いて、
アフリカのサハラ以南とインドの一部、
それに東南アジアはジャングルが多く、
大陸勢力にとっては少し手に余ったか、
ちょっと別の歴史になっている。
そこで海洋勢力だが、
大陸の海岸沿いにはそれらしい勢力がいたかも、
地形にもよるだろうが。
思えば地中海沿岸はそのようだ。
それを内海としての海洋勢力が。
イギリスは島国だからもとよりそうだが、
でも一番はやはり日本であると。
・・・・・
その日本は列島である。
列島は北から、
アリューシャン列島、北海道、本州、四国、九州、沖縄及び南西諸島、
台湾、フィリピン、それにボルネオ、インドネシア、
さらに太平洋諸島など。
実に大きな版図である。
これは概ね大東亜共栄圏の範疇である。
そこに半島などが加わって。
沖縄はそも日本だが、
台湾を併合したのはだから意図あってのことだろう。
朝鮮半島は大陸との最も大きな陸橋であった。
ゆえに大陸勢力との緩衝地として極めて重要。
満州はちょっと微妙。
思えばその昔ロシアとの交渉で、
樺太・千島交換条約というのがあったが、
そこにも意図があったのだろう、
海洋勢力としての。
そう思うのです。
これが私の発想です。
それにしても結局は、
すべて私の言葉遊び、
かな?
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