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ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

異常気象

2018-07-16 11:06:32 | 日記・エッセイ・コラム
近年は異常気象という言葉をよく聞く。
私はもう随分前から思っている。
今という時は、地球規模の季節の変わり目だと。
人の時刻ではなく、地球(宇宙)の時刻から見てだが。
だから人の短い一生からは想像もできないことが起こるのだ。
そも人があって気象があるのではない。
気象は気象だ、その現実に生きているだけだ。
気象の中で生まれ、気象の中で育ち、その気象を生きている。
今までも、これからも。
気象が異常だとは不遜極まりない。
他の生物はそんなことは言わない。
黙々と受け入れるのみ。
・・・・・
にしても不可解なことが多い。
聞くところによれば、
地震兵器とか気象兵器とかいうものがあるらしい。
これは陰謀論とかでの噂かも知れない。
でも実際に研究は行われているようだ。
現に人口雨とか人工雪は作られている。
人類の科学的発展は兵器開発が牽引してきたとも謂う。
してみれば、あながち噂だけとは思えない。
例の地球温暖化の議論もまことに怪しい。
一方的見解や曲解、更には事実の選別等がまかり通っている。
胡散臭い限りである。
それはさておき、
それは横に置く。
・・・・・
今回の広島県等での災害であるが、
事前のテレビでのニュースを見ていて思った。
主にNHKのニュースであるが、
注意喚起がさかんに行われていたのだ。
それも事務的口調ではなく、どこか切迫したような。
それが何度も何度も繰り返されていた。
アナウンサーだけでなく、気象庁の担当者も登場して。
被害の起こりにくいところに住んでいる私だが、
それでも少し緊迫感を覚えた。
今回特にそういう風に感じた。
今までとは違うと。
・・・・・
ニュースでの伝え方であるが、
繰り返し伝えて注意喚起するのはいいのだが、
言ってる言葉が抽象的で分かりにくい。
ではどうしたらいいのか、と問えば…?である。
自治体の指示も出しているだけ。
大雨の夜に避難指示が出てもどうしようもない。
事前に適格な指示が必要だとは、
当然だが机上の空論でしかない。
危険だと思えば空振り覚悟で指示すべきだろう。
それには覚悟がいる。
それは長の仕事だが。
勿論マニュアルは必要であり、その手順に従うのは有効だろう。
だがマニュアルは決断しない。
決断するのは人である。
結局最後は人と謂うことになる。
・・・・・
それを私は当事者能力と言っている。
本気で心配し行動する力である。
マニュアルの有無など関係ない。
たとえ立派なマニュアルがあっても、
それをその通り実行しても、
実がなければ責任逃れとしか言えない。
確かに変に責任追及する人がいるのも事実だ。
だから責任回避の言動が横行する。
そういう悪循環がそこかしこで見られる。
それは結局当事者能力がないということである。
責任を取る立場でも追及する立場でも。
昨今の企業の不祥事や官僚の体たらくはそういうことか。
保身のための仕事に囚われて。
国家や国民の為との義はどこへ行ったのだろう。
財務省も文科省も押しなべて。
政治家もそうである。
ここ一年余りの野党の仕儀はみっともない。
最悪である。
・・・・・
庶民も覚悟しなければ。
国を信頼するのは日本人たる所以であるが、
自らも当事者能力を待たねば。
自分の身は自分で守ると。
これも当然のことです。
改めての自戒が必要である。