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ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

政治とは、かくも

2015-09-23 09:51:33 | 日記・エッセイ・コラム
民主党の無様さが露呈した。
安保法案に対する国会での仕儀である。
分かってはいたものの、あらためてそう思う。
解党しての出直しはしない、
と言ってるようだが、
ということは、
そういうことも考えなければならない状況なのか。
まあ、好きにしたらいい。
・・・・・
今回の一連の件は政権にとっては重荷のように見える。
デモとその報道、国会での仕儀などである。
現政権を支持してる者にとっても情けない限りであった。
でも、政治はそんなものではない。
表があれば裏もある、玄関があれば奥もある。
複雑怪奇なのだ。
憲法がよく問題になる。
アメリカに押し付けられたものだとか。
それは実質的に事実だ。
確かに日本人も少しは検討に加わっている。
何しろ国会で議決してるのだから。
でも、やはり押し付けられたものである。
それは変わらない。
だからである。
憲法9条が盾になる。
アメリカの戦争に加担せずに済んだのだ。
だが、今回の安保法制はそれに穴を開けることになる。
だから注意が必要なのだ。
現下の情勢では必要なものであっても、
穴はできるだけ小さくしておかなければならない。
そのためである。
強い反対があったということは、
ゆえに発動の縛りがきつくなったことは、
それに無理をして通したということは、
アリバイになるのだ。
ということは一連の重荷はむしろ政権側にとって好都合なのである。
そこが政治だ。
・・・・・
日本を仕切る者はヤワではない。
なにしろ現存する世界最古の国家である。
とはいえ、先の戦争では大失敗した。
ために、今は頸木の中にある。
真の独立を達成するには何より憲法改正が必要だ。
自分のことは自分で決める。
その当たり前が大事なのだ。
今回の安保法制はその為の一歩である。