創価学会の信仰に功徳はあるか?

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524.日蓮を祖師とする祖書学カテゴリーと牧口常三郎の失敗

2021年12月26日 07時04分51秒 | 日蓮系遺文
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2.昭和二十七年初版を創価学会本部はインターネットで一般公開すべき

  昭和二十九年版『御書全集』に貼った付箋紙から問題や間違いが多いことはわかると思います。
昭和二十七年初版を創価学会本部はインターネットで一般公開すべきだと思います。2015年の第二版までの昭和『御書全集』ベースは全て著作権を放棄するか、引用転載を自由にすべきですが、行われてない問題があります。

すでに 『令和池田版』にも問題が多く程度が低すぎる問題があります。

3.『御書全集』は何故、誤記や書き写し間違えがあり酷い出来になったか?

●推測される理由

 理由は幾つか想像できます。
(1)信者のことを考えず、宗教法人認可の為を考え急いで作るのに盗用剽窃した。
(2)日蓮宗の業績と苦労を軽視したのは間違いないでしょう。
(3)他に戸田城聖の増収が目的だったのかもしれません。真面目に墨筆を読んでいては人件費と時間がかかります。
(4)他数点あるが現時点で非公開。

(1)についてはオウム真理教が暴走するきっかけとなった「1988年9月の信者死亡事件」を思い出した人がいるかもしれません。宗教法人認可申請中だったためオウムは死亡事件の隠蔽を図りました。

●日蓮正宗系は、立正大学と身延山大学の歴史と論文や書籍の量を把握できてない。

 立正大学の歴史
立正大学の成り立ち|立正大学 入試情報サイト
1580(天正8)年 日蓮宗の教育機関として下総飯高檀林から始まる。本能寺の変は天正10年6月2日(1582年6月21日)です。

身延山大学の歴史
1556(弘治2)年 西谷に「善学院」開設

立正大学蔵書検索(OPAC)https://opac.ris.ac.jp/
2021年12月26日現在ここで
「日蓮」検索すると2803件(雑誌22件)
「立正安国論」検索すると235件(雑誌0件)
「開目抄」で検索すると該当99件(雑誌0件)
「観心本尊抄」で検索すると該当99件(雑誌0件)
他多数。

各図書館に、江戸時代以降の坊さんが書いた非公開の目録や墨筆はどれくらいあるのかわかりません。ほとんどがお寺だと思います。対して大石寺は江戸時代に二度大火があり文献消失の有り様はひどい状況だったようです。
日蓮正宗系富士学林は一九七一年頃設立。(『富士学報』創刊号は昭和四十六年十一月。)

●日蓮本尊、日蓮遺文、写本、断簡とお寺の所在地、寺名は切り離せない。

 日蓮正宗を含めた日蓮系のお寺には膨大な本尊と日蓮遺文、写本、断簡があり、本尊と日蓮遺文についての書籍で一冊事例を挙げると『日蓮大聖人御真蹟目録 随喜居士』が出版されており、分厚い本になっています。
立正安国会_片岡随喜編_日蓮大聖人御真蹟目録 - YouTube

☆何が言いたいかというと、この本はお寺の名前だらけです。日蓮宗の各遺文集は詳細には書けないので省略しつつ分かる情報は全て明記するのが当たり前です。『令和池田版』は寺名が【わかりやすい遺文集ではなくわからない遺文集】なのです。

日蓮大聖人御真蹟目録や昭和定本を読んだことのある人は気がついているかもしれませんが、日蓮遺文は長いものであればあるほど一つの和紙で書かれていることは少ないです。撰時抄や諌暁八幡抄など他多数。ナントカ抄は何々寺と書かれていても大部分が書かれている和紙の所蔵寺だったりします。この点でもお寺の名前を遺文集に書かないなんてありえません。

●日蓮正宗、創価学会は研究書としてマスターになる文献はあるのか?

 富士学林『日蓮正宗富士年表』ぐらい?

 二〇一七年時点で私が知る限りですが、日蓮正宗の書籍はヨイショ本を含めて教学本が5冊くらいしかありませんでした。御書や御書講義を除きます。昔から現在まで日蓮正宗僧侶は日蓮宗の1/10といわれています。創価学会は日蓮正宗の撲滅を祈っていますが日蓮正宗を30年経っても撲滅できていません。
(一丈のほり(堀)をこへぬもの十丈二十丈のほりをこうべきか:昭和定本 (c)2003 日蓮宗)

『平成新編』がどれくらい日蓮宗に認められているか不明ですし、私にとっても非常に疑問だらけですが残念ながら正宗系は『平成新編』『平成校定』がマスターになるんですかね。今後、創価や正宗は遺文集を出す必要性はないと言っても過言ではないでしょう。

日蓮正宗も論文は出していますが、僧侶数が日蓮宗の1/10で論文非公開が多く日蓮系の批判を受けてない等々問題が多いです。

●日蓮を祖師とする祖書学カテゴリー

 日蓮を祖師とする祖書学カテゴリーに含まれるのは、日蓮遺文や弟子孫弟子を解説したもの、研究論文、辞書、目録本(片岡随喜編 日蓮大聖人御真蹟目録など)、日蓮遺文の写真本あることがわかると思います。

「御書講義と信仰の教学解説は祖書学と異なる」点を注意し理解してほしいです。
その証拠に創価や正宗の御書講義と信仰の教学解説を読んでも、日蓮墨筆を読めるようになったり真偽判定や年代特定する論文は書けないでしょう。文献を引用して好き勝手なことを言うくらいなら私でも誰にでもできます。

(1)日蓮遺文そのもの。所蔵のほとんどがお寺。
(2)日蓮の弟子、孫弟子の写本や解説書
(3)江戸、明治、大正、昭和戦前における日蓮宗の遺文集出版。『昭和新修』などを参照のこと。
(4)日蓮遺文の写真本
(5)日蓮宗の祖書学カテゴリーの論文、冊子、解説本が膨大にあり、今後も作成される。
(6)大崎教学中心な日蓮宗だけではなく、単立宗教法人や身延山大学と客観視と自由な意見交換と批判可能。
(7)6と5は5年〜10年間に批判がなければ確定し必要であれば『昭和定本』のマスターに反映される。
(8)日蓮墨筆を読める人が日蓮宗に存在する
(9)結果として、日蓮遺文集を数多く出版した実績と歴史が日蓮宗にある。

(5)〜(8)をランダムに繰返して『昭和定本』出版の業績と歴史、信頼、遺文集と解説本を通して信者さんを大切にしていると考えています。
何度も書いていますが、日蓮遺文集の解説本は『昭和新修 別巻』『解題堤要』『霊艮閣版』など多数あり。

●学者、牧口常三郎は日蓮正宗を選び失敗した

 盗用剽窃した創価の昭和『御書全集』日蓮正宗の『昭和新定』がいかにひどいか再確認してほしいです。見栄だけの『平成校定』はいらないし『平成新編』は『御書全集』よりマシなだけだと思います。

小林正博さんの論文「日蓮文書の研究」には書誌学と書かれてます。牧口常三郎は学者で人格者でしたが、書誌学、祖書学の観点から牧口も小林さんも日蓮正宗を選んだのは学者としても信仰者としても大失敗であり福運がありませんでした。私は学者ではありませんが私の創価、正宗選択は失敗だったのは言うまでもありません。

「牧口の入信は晩年だから調査の時間なく仕方ない」というのでしょうけど、じゃあ今まで戸田、池田、秋谷栄之助、原田稔は何してたの?としか。

10年以上前、ある創価員さんが「創価は最初から失敗だった」(趣旨)と言ってくれたのを思い出します。あと5chの「今の創価にはバカしか残ってない」(趣旨)の笑える書き込みは結局見つからないままです。

きちんと調査していれば
第二次宗門問題→破門→魂の独立の順番ではなく
調査→日蓮正宗へ先生攻撃文書送付→魂の独立→宗門が敗退と先手攻撃できて池田大作くんはヒーローになれたでしょう。
『昭和新定』出したあんぽんたんには無理だったかな?

●第三文明社の漫画「四条金吾」

 第三文明社の漫画で「四条金吾」を創価員宅で読んだ記憶があります。確か作中で平左衛門尉頼綱が邪宗の僧侶に「お前たちは今まで何してたのだ!」(趣旨)と叱り僧侶が平伏するコマがあった気がします。つまり日蓮さんを公には認めなくとも陰では平頼綱が日蓮さんを認めたセリフです。公場対決の問答や日蓮さんからの手紙、蒙古襲来の指摘、仏教の勉強成果を認めたので「日蓮さんに対し坊さんとしての成果を認める。邪宗僧のお前たち今まで何してたのだ!」と。
確かこんな感じの二コマだったと思うのですが、うろ覚えで間違っていたらすいません。

●「日蓮宗(日蓮系)は業績がある」これ重要。

 「日蓮宗は業績があるのに正宗、創価のお前たちは日蓮宗に認められず今まで何してたのだ!」と聞いてみてはいかかでしょうかぁ〜。

正宗や創価のトップは表では日蓮宗(日蓮系)の業績を認めないでしょう。裏や陰では日蓮宗を認め敗北を認識しているのかもしれません。彼らトップは折伏しませんからね。
戸田城聖、池田大作も全く日蓮系遺文に貢献することなく信者に対しても搾取、詐欺だったと私は考えています。また少し異論を挟んだだけで追い出されるのが正宗や創価です。

(u1)日蓮正宗の独自性、正当性の論文は?
(u2)日蓮正宗の相伝における人を幸福にする有効性は?
(u3)日蓮正宗の護持僧祈祷僧が人を幸福にした記録は?

以上

 心願社『日蓮正宗富士年表』ぐらい?

富士学林『日蓮正宗富士年表』ぐらい?

日蓮正宗系富士学林は一九八八(昭和六十三)年設立。

日蓮正宗系富士学林は一九七一年頃設立。(『富士学報』創刊号は昭和四十六年十一月。)
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