今まで気になってた事。パワーアンプの入力トランス。このアンプを作ろうとしたのがネットで見つけた回路。これはダイナコと言うメーカーのアンプの回路に似たもので、入力トランスに600Ω:600ΩのTF-3を使っていた。いざ部品集めをしたとき、丁度ラジオ技術誌で出力トランスのキットを発売し飛びついた。後にこのトランス用の回路を誌上で発表したが、製作のアンプの回路に良く似ていた。ただ、入力トランスが600Ω:20kΩとなっていた。しかもこのトランスに抵抗をかませて負荷にすると。あまり余計な物をぶら下げたくないと思いこの回路は採用せずにいたが、いつかはやってみたいと思っていた。
EL34PPstereo(UL)に代えると「こんなに良かったっか?」と言うような音が出た。やはりパワーを生かすのはプリだなと。それではメインのmonoパワーの入力インピーダンスが低いのか?と交換してみることにした。5687+ライントランスプリよりライントランスのNP126を外した。ラ技誌の回路そのままにしたかったが、手持ちの抵抗が無かったので近い値の物を使った。比較のためにLchのみにした。
出てきた音は、最初はこじんまりした、低音のさらにない、高音のきつい音が出てきた。ううんそうだ、以前TF-3に抵抗を抱かせた時と同じな音だ。・・・ん?配線がまちがってる。
トランスと出力の間に620Ωを挟むが、TF-3の600Ωに抱かす抵抗をその根元に付けていた。ほんとは送り先だった。・・・直したがあまり変化なし。う~ん。こなれるのを待とう。少し鳴らし続ける。
鳴らし続け、はっと思う。音圧が下がって「ダメか?」と思ってたが、TF-3は音と音の間になんか、音が有り、面で迫ってくる。NP126は音と音の間の音が無くなり、各音が浮かび上がる。そうだ、館山のコンコルドもこんな音がしていた。トランスの力。こんな使い方が有るのか。しかも時々ギターっぽい音やコーラスなど、こんな音が?と言うのが聴こえてくる。
但し、なんか歪っぽいかもしれない。
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