analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

トランスの各設定の違い

2023-10-02 00:01:15 | トランス

パワーのOPTのFM‐45P‐5kを色々な使い方で測定してみた。

ダミー低航を8Ω・6Ωとし、二次側タップを4Ω・6Ω・8Ωとした場合の歪率とゲインを測定してみた。Voutは3%歪の時の出力Wから電圧を計算したもの。

 

 

確認になるが、ゲインは負荷が6Ωの場合、タップは6Ωが良い。

負荷が8Ωの場合、タップは8Ωが良い。これは当たり前、と言えそうで安心。

そしてゲインと歪は負荷が6Ωと8Ω両方で、6Ωより8Ωの方が良い。

 

ただし、一歩引いて眺めると、スピーカーが6Ωでも8Ωでもトランス二次側タップは6Ωでも8Ωでも大差ない。

4Ωの場合だけすこし悪くなる。

 

 

測定結果だけ見ると、このトランスは8Ωのスピーカー向けと思われる。

が、6Ωとの差はゲインは1.3dB、歪で約4W。

これは大きな差に思えるが、音量を上げないとそんなに違わないかもしれない。

 

測定してみると「当たり前」な結果だが、「差」が判らなかった測定前は気になって仕方なかった。

 

気にするほどのことではない・・・なるほどね、そういうことか。

 

20230925

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