analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

LCRフォノイコ 調整21 トランスをNP-126へ

2019-01-07 00:02:04 | PhfD‐3.2

それでは段間トランスを、A-8713からアイエスオーNP-126に替える。

確かA-8713は寒空のように、「凛」と鳴る。これがたまらない。のだが、じきに忘れる。交換したときにこの音を思い出す。

対してNP-126はちょっと肉付きの良い感じ。

これはこれで心地良いのだが、私には余計な音なんだな。

「トランスの音を良く知ってるひとが、良く作ったトランス」みたいなことを生前上杉氏が言ってたように思う。

そういやJU管工房の回路は、上杉氏の匂いを感じる。

 

JU管工房に回路が有ったので定数は使わしてもらう。

一次側は10kΩで使うため、巻き線はシリーズだ。

ってか、回路自体は元に戻るんだけど、カソードバイアス抵抗の値が少し変わる。

なので動作点も変わる。

トランスを交換する。作業自体はあっけない。

もう一度配線の確認をしてOK。

では電圧を掛けていく。

トランス出口、-0.6V。んん?交流?

一旦電圧を下げる。もう一度回路図とにらめっこ。

間違いない。

 

 

もしかして、NP-126ダンセン?

そいやFX40-5もおかしくなった。

アイエスオーのトランスって結構弱い?

でもそんな話聞いた事無い。

LUXは良く断線するらしいけど。

うえ~ここにきて壁にぶつかる?折角上手く行ってたのに。

 

(折角組んだのに)NP-126を取り外して測定。

テスターではそのまま測れないので、インダクタメーターを使う。

テスターは微小な直流を流すので磁化してしまうとのこと。

尤もそれは以前の話で、最近のは電流が少ないので問題にはならないのだそう。

両端測定、オーバーロード、というかオーバーレンジ。

このメーター、20Hまでしか測れない。

説明書は一次側110Hとなっている。

NP-126は一次側に二巻き線有るが、片側ずつ測ってみた。

上流は16H位出たが、下流はオーバーレンジだ。

うわーこりゃたまらん。片側切れたトランスって、もう一つペアの方も無駄になる!

代わりあるのか?

ハシモトのトランス買えってこと?

 

いや、待てよ。端子からリードが外れてないか?

蓋を外して中を見ると、一本むき出しの線が有った。

「何だこりゃ?」引っ張ったら抜けた。これかー?

 

ハンダで仮止めして、インダクタンス測ったらダメだった。

断線。

もう反対側も試しに測った。

こっちも出ない。

あれ?

そうだ、上流側の巻き線は9番端子と11番端子、下流側は10番端子と12番端子だった。

りゃんこだ。

シリーズにする連結の配線を外す前はどっちでもよかったが、外してたのでちゃんと巻き始めと巻き終わりで測らないといけない。

再度測定。17mH位出た。良かった~。

何とかなりそうだ。


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