今回フォノイコで、真空管をパラで使っているところの片ユニットが死んでいたようだった。
それでも音は出てた。
真空管を交換して測定したら、F特・ゲイン・ひずみ率・段間トランス二次側のインピーダンスは変わらなかった。
ただ段間トランスの一次側インピーダンスだけ上がってた。
この低インピーダンスのご利益は?
これがまだわからない。
低インピーダンスだからノイズの影響を受けにくい?田舎のノイズの少ない場所では効果が分かりづらい?
低インピーダンスで“駆動”するメリットって何だろう。
強力に駆動できる?
この辺が大事だと思うんだけど、実感がない。
いや、体験はしてるのだろうけど、理屈と音が結びついてない。
片ユニット死亡での実際の動作を考えてみた。
測定結果はカソード電圧が変わらずプレーと電圧が跳ね上がった。
カソード抵抗に流れるカソード電流が半分になるはず(共通カソード抵抗)だから電圧が下がるのではないか?
っと思ったが片方の電流が流れなくなった分プレート電圧が上がって、もう片方のプレートにもろにかかる。
よって生きてるほうのユニットの電流が倍に増える。
プレート電圧が上がった分内部抵抗は上がる。
こんなところか。
思えば真空管のパラ使いなんて以前使ってたパワーアンプの位相反転段くらいで余り馴染みがない。
完全プッシュプルが出来るらしいのでイメージはよい。
某氏はパラではなく差動っと言ってるが、回路的には差動:アンバランス?が気になる。
けど音がいいので今のところ私はこれに傾注している。
20230103
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