うーんよく分からない。
ネットより、
増幅率μはグリッド電圧の変化が何倍になってプレート電圧の変化として現れるかの比。
内部抵抗Rpは、プレート電圧の変化をプレート電流の変化で割った抵抗値
μは真空管固有の値。
真の増幅度Aはμ×{RL÷(Rp+RL)} (RLとは負荷抵抗 Rpとは真空管の内部抵抗)
測定・計算すると、μが34.6、内部抵抗が10MΩ以上、と現実離れしている。
ネットで調べると、μは70、内部抵抗は44kΩとなっている。
ここでおかしいのは、内部抵抗。カソードの電流が小さすぎで内部抵抗が上がってしまう。こいつはカソード電圧とカソード抵抗値より算出してる。合ってるか?ということで、カソード抵抗とコンデンサを外し、電流を測ってみた。0.00047Aとなった。
これによりμが40.1、真の増幅度11.6より出力電圧は9V。これだと小さすぎ。
入力0Vacの時のカソード電流を0.000000002A、入力0.775Vacの時、実測した0.00047Aacを0.00014Aacに補正すると真の増幅度が40.1となり、出力電圧が31.1Vacとなる。この時内部抵抗は66kΩ。
うーん数値が微妙に違うが、こんなところであろうと思う。
ピッタリにはならないが、なんとなく電圧増幅段が見えてきた。
今まで出力電圧と思ってたのはDCで、ACなのだった。こいつが分かったのは大きい。
今まで電圧増幅段は、なんとなく数字は見て来たが、実際に測定してみて、電圧増幅段の出力電圧は30倍でこんな感じ、というのが見えてきた。
ただ、なんで動作例と今回参考にしたCR類の値が微妙に違うのが分からない。一度動作例通りにしてみて聴いてみるか。
そのためにも周波数特性を計測しておいた。
電圧増幅団の定数変更によって何が変わるか?出力は計測済みなので周波数特性が変わったら確認するためだ。
これを見てびっくり。低域が思いのほか伸びている。
広域はこんなもんかもしれない。
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