analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

三極管アンプ18 内部抵抗

2019-04-29 00:05:53 | MfD‐6 (三極管アンプ)

うーんよく分からない。

 

ネットより、

増幅率μはグリッド電圧の変化が何倍になってプレート電圧の変化として現れるかの比。

内部抵抗Rpは、プレート電圧の変化をプレート電流の変化で割った抵抗値

μは真空管固有の値。

真の増幅度Aはμ×{RL÷(Rp+RL)}  (RLとは負荷抵抗 Rpとは真空管の内部抵抗)

測定・計算すると、μが34.6、内部抵抗が10MΩ以上、と現実離れしている。

 

ネットで調べると、μは70、内部抵抗は44kΩとなっている。

 

 

ここでおかしいのは、内部抵抗。カソードの電流が小さすぎで内部抵抗が上がってしまう。こいつはカソード電圧とカソード抵抗値より算出してる。合ってるか?ということで、カソード抵抗とコンデンサを外し、電流を測ってみた。0.00047Aとなった。

これによりμが40.1、真の増幅度11.6より出力電圧は9V。これだと小さすぎ。

入力0Vacの時のカソード電流を0.000000002A、入力0.775Vacの時、実測した0.00047Aacを0.00014Aacに補正すると真の増幅度が40.1となり、出力電圧が31.1Vacとなる。この時内部抵抗は66kΩ。

うーん数値が微妙に違うが、こんなところであろうと思う。

ピッタリにはならないが、なんとなく電圧増幅段が見えてきた。

 

 

今まで出力電圧と思ってたのはDCで、ACなのだった。こいつが分かったのは大きい。

今まで電圧増幅段は、なんとなく数字は見て来たが、実際に測定してみて、電圧増幅段の出力電圧は30倍でこんな感じ、というのが見えてきた。

ただ、なんで動作例と今回参考にしたCR類の値が微妙にうのが分からない。一度動作例通りにしてみて聴いてみるか。

 

そのためにも周波数特性を計測しておいた。

電圧増幅団の定数変更によって何が変わるか?出力は計測済みなので周波数特性が変わったら確認するためだ。

これを見てびっくり。低域が思いのほか伸びている。

広域はこんなもんかもしれない。


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