花好き・旅好き女性のセカンドライフ  (ブログを始めて17年目)

幾つもの持病を持ちつつ伯母の介護をし、春~秋はガーデニ
ングと家庭菜園、その合間に旅行も楽しむ定年後の生活日記

「三回目のインド旅行」(6)

2014年02月23日 | 海外旅行「南アジア」
〔あわや迷子になる所だった〕

4日目は「アグラ」のホテルを早朝に発ち、駅に向かった。インドの特急「シャタープディ・エクスプレス」に3時間弱乗って、「アグラ」から400km南の「ボーパール」に行くためだ。
「アグラ」駅は物凄く混んでいた。私は慣れないキャリーバッグを持ってグループの最後に付いて歩いたが、駅からホームへの出口でグループを見失ってしまったのだ。(インドには出口の検札はないので、大勢の人が自由に行き交う)
見ると1番ホームに長い特急列車が止まっていて、出発直前の様だった。もしもその列車なら、乗り遅れたら大変なことになる。乗車口3箇所に走って行って、乗っている人3人に「ボーパール行きですか。」と聞いたが、どの人も「違う。」と答えたので乗らなかった。やがてその列車は動き出した。
ホームは左右にとても長く、人で溢れていて見通しが利かない。それで再び駅に戻り、切符売り場に行った。

切符売り場には10人ほどの人が並んでいたが、割り込んで大きい声で聞いた。「私はボーパールに行くツアーグループを見失いました。どうすれば良いですか。」と。
すると傍にいた背の高い男性が、「リーダーは誰ですか。」と聞くので、「〇〇さんです。」と現地ガイドの名前を告げた。すると「あなたはここに居なさい。探して来ますから。」と言ってくれた。
5分も待っていたら、ツアーの添乗員が私の所に慌てて飛んで来た。ホッとした。

添乗員もグループの人も人数を確認せず、その男性が探しに来るまで、私が居ないことに気づかなかったらしい。
後でガイドの〇〇さんは、「もしも置いて行ったら、私の首が飛んだだろう。」と言っていたが、事無きを得て本当に良かった。私が迷子になったのは初めてだったが、その心細さを初めて味わった出来事だった。
今後は今までよりももっと気をつけて行動しようと、強く反省した。

列車内には1輌ごとに男性車掌が2人いて、軽食が2回(サンドイッチとバナナ、飲み物/カレーのランチボックスとアイスクリーム)出た。私は食欲が無く、食べずにボーパールで列車を降りる時に持って出た。
専用バスの所に行くと、入り口で手を出していたホームレスの少女がいたので袋ごと渡した。無駄にならなくて良かった。



≪「ボーパール」の世界遺産見学①≫

「ボーパール」は人口100万人以上が住むマディヤ・プラデーシュ州の州都で、1984年12月3日に「ユニオン・カーバイト社」が有毒ガスを漏らした事故で2万人以上の死者が出た町として有名である。

①「ビンベドガーの岩窟群」


この町の南方46kmに、1万年前の石器時代から紀元後の歴史時代までに描かれた数百もの岩絵があり、私達はその岩絵を見学しに来たのだった。
地元では知られていた岩絵だが、公になったのは1888年で、1950年頃からは、フランスの「ラスコー壁画」、オーストラリアの「カカドゥー国立公園の岩絵」と比較されて注目され出し、2003年にユネスコの世界文化遺産に登録された所だ。

バスに乗って田舎道を辿った。岩窟群の入り口でテント生活をしている家族とその子ども達が、バスを出迎えてくれた。
さらにそこから少し入ったところでバスを降りた。すでに時刻は16時近かった。

石器人が住居にしていたと思われる洞窟がいくつもあり、その上部に鹿や牛の群れ、象や虎、バッファローやサイなどの狩りの様子、楽器の演奏、踊り、死者の埋葬の様子、騎馬戦に向かう人々の姿、花や花瓶、鳥の群れなどが線画の様な絵で描かれていた。
古代の人々は、自分達の生活を表現したかったのだろうか。
ガイドの話では、色は植物や獣脂でつけられたものらしい。

中には岩の1箇所に「斧で鹿を殺そうとしている人の絵」「牛を使った4000年も前の農業」一番下に「騎馬戦に出かける人々」と、3つの時代の絵が描かれたところもあった。

大昔の人々の生活を想像させられる多くの壁画に、私は壮大なロマンを感じた。そしてこんな遠くにある世界遺産まで来られた事が嬉しかった。











 








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2 コメント

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Unknown (Pione)
2014-02-24 09:01:02
壁画をみていると、当時どんな理由で、またどんな気持ちで絵を描いたのかということを考えてしまいます。日記のような感じなのかなぁ。結構鮮明に残っているのですね。
 迷子寸前でしたね。自分ならどうしただろうとドキドキしながら読ませてもらいました。でも、親切な人がいてよかったですね。
Unknown (ソナタ)
2014-02-24 09:28:39
Pioneさん、お早うございます♪
1万年も前からの壁画がはっきりと残っているのに感激しました。
きっと、自分達が生きた証を刻みたかったのではないでしょうか。
動物の観察眼は大したものだと思いました。単純な絵なのに、すごく生き生きしているのです。

やはり最低限の意志や状況を伝えられる英語は大事だと、つくづく思いました。親切なインド人に感謝しました。

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