花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

海外旅行「ピレネー山脈横断の旅」(14)

2016年07月12日 | 海外旅行「西ヨーロッパⅣ」ドイツ・ピレネー山脈縦断

≪近代芸術都市「ビルバオ」を見学≫(1)

9日目は、朝9時に2連泊した「サン・セバスチャン」のホテルを後にして、バスは「ビルバオ」まで2時間走った。
「ビルバオ」は、スペインバスク州ビスカヤ県の県都で、人口35万人の町だ。
大西洋の「ビスケー湾」から「ネルビオン川」を19km上った所にある。1300年に「アロ5世」が町を建設して以降、スペイン北部の商業の中心地として発展した。
川を下った港からは、ビスカヤ地方の鉄鉱石が輸出され、19世紀になると工業化が成し遂げられて、スペインで2番目の工業都市ともなった。
今日では1997年に開館した「グッケンハイム美術館」に象徴される「近代芸術の街」として知られるようになり、また、1893年に「ネルビオン川」の最下流に掛けられた「ビスカヤ橋」は、珍しい運搬橋として2006年に世界遺産に登録された。

①「ビスカヤ橋」

この運搬橋は世界最古のもので、エッフェル塔を設計した「ギュスターヴ・エッフェル」の弟子の一人である「アルベルト・パラシオ」が設計したという。産業革命期の人類の創造的才能を表現する建築作品として、世界遺産に指定されたのだ。 
長さ164m、水面からの高さもある橋は水上貨物船の運航を妨げず、また長い大きな傾斜橋を作らないために考案され、世界的なモデルになったそうだ。
現在、一度に車6台と人300人を2分弱8分間隔で、24時間運行されている。

私達は「ポルトガルテ地区」の橋の傍でバスから降りて運賃を支払った添乗員から券を受け取った。
先ず、エレベーターで観光用に50mの高さに作られている歩道まで上がった。エレベーターは狭く、一度に5~6人しか乗れなかったが、晴天だったので歩道をゆっくり渡りながら眼下に見える景色を楽しめた。

 



        

「ゲチョ地区」に渡ったので、エレベーターで下に降りた。下に小学生の一団が見学に来ていて、教師の説明を聞いていた。
橋の下に小さなみやげ物店があった。「ビスカヤ橋」のキーホルダーが色々売られていた。2個買った。また、0.05€硬貨に橋の絵を自力で刻印する機械が置かれていた。費用は1€。刻印した。面白かった。



 

ツアーのグループが揃うのを待って、今度は運搬橋のゴンドラに乗った。あっという間に反対側に着いた。120年以上前から運行している橋には思えなかった。とても素晴らしい体験だった。


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