なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

久しぶりの若い肺炎

2012年11月14日 | Weblog

 27歳男性。1週間前から発熱・咳が続き、内科新患外来を受診した。食欲がないので、1本点滴が出ていた。外来担当医(外部から応援)の指示で点滴終了後に帰宅になっていたが、妻が妊娠中(ほとんど臨月)ということもあり、当院の看護師をしている母親は入院を希望した。入院を希望していますと、外来看護師から連絡が来た。症状が長いので血液検査を追加した。白血球9700、CRP7.6と上昇していた。胸部X線はとっていたので(異常なしと記載あり)、画像を確認した。左下肺野に浸潤影が疑われた。胸部CTで確認すると浸潤影が確かにあり、肺炎の診断で入院にした。内科病棟は80歳台がほとんどで、90歳台もけっこういる。20歳台はこの患者さんひとりだ。

 昨日入院した急性大動脈解離の100歳女性は今朝亡くなって、当直医が死亡確認してくれた。昨日の当直帯に入ったばかりのころに入院した施設入所中の76歳女性(精神遅滞)は、肺炎ではなく急性腎盂腎炎だった。入退院が目まぐるしいと、誰が亡くなって誰が軽快退院したか、わからなくなってしまう。

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