なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

急性虫垂炎

2023年09月06日 | 急性虫垂炎

 9月5日火曜日の午前中は発熱外来を診ていた。発熱外来の受付に37歳男性が入っていた。

 コロナ疑いではなく、腹痛・嘔吐・下痢で内科外来を受診しようとしたが、体温が37.7℃だったので発熱外来を通してから、外来に案内することになった。呼吸器症状はない。

 前日から腹痛・嘔気があり、内科医院を受診して、熱中症といわれたそうだ。当院受診時、腹痛は右下腹部に限局して、歩行で響いた。下痢は2回だけで腸炎といえるほどではない。

 コロナ・インフルエンザの迅速試験は陰性で、予定通り内科外来に回した。

 

 救急搬入が4件5名の救急搬入があって忙しかった。5名になっているのはスズメバチに刺された夫婦が一緒に搬入されたため。

 腹痛の男性がどうなったかと確認すると、腹部CT・血液検査が行われて、急性虫垂炎疑いとして地域の基幹病院外科に紹介となっていた。

 腹部CTで見ると、虫垂の軽度腫脹があり、周囲の脂肪織に炎症像があった。腹水はなかった。血液検査で白血球17300・CRP3.8と炎症反応が上昇している。

 

 救急搬入された患者さんたちは、4件とも重症ではなく、午後まで外来で治療して4組は帰宅となった。めまいの高齢女性は入院になった。以前にもめまいで入院歴がある、ちょっと心気症傾向のある方だった。

 

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