1月6日、1月20日に記載した間質性肺炎の92歳女性のその後。
1月4日間質質性肺炎の増悪で入院して、プレドニン30mg/日で開始して、間質性肺炎は軽減した。プレドニンを漸減して、1月28日に退院とした。小康状態がいつまで続くかわからないので、帰れる時に帰った方がいいと説明した。
その後、外来に3回通院していた。4月22日に動けない、食べられないとして予約外に家族が連れてきた。間質性肺炎の悪化かと思ったが、酸素飽和度は保たれていた。細菌性肺炎の併発が疑われた。
胸部CTで確認すると、縦隔気腫・皮下気腫を認めた。右気胸のように見えるが、縦隔気腫からの連続らしい。肺野の所見は読みにくい。上背部痛を訴えるのはこれによるか。
血液検査で白血球20900・CRP30.8と著明に上昇していた。肺以外の炎症反応が上昇するような病変はCT上指摘し難い。発熱はなかった。
点滴と抗菌薬(内服できるかわからないので、プレドニンは点滴静注にした)で経過をみることにした。酸素飽和度の低下はなく、発熱は認めなかった。
脱水症からの腎後性腎不全を呈していた。嚥下評価したもらったが、飲み込みは悪いようだ。