教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

華族―近代日本の貴族

2007年02月17日 23時55分55秒 | Weblog
 今日は全休にしました。明日は、あさっての審査会に向けて、最後の準備をします。
 今日は、小田部雄次『華族―近代日本貴族の虚像と実像』(中公新書、中央公論社、2006年)を読んでました。小田部氏によると、華族史研究は明治期における草創期の研究は多いけれど、明治2(1869)年の公卿・諸侯の統一から昭和22(1947)年の日本国憲法施行にともなう家族制度の廃止までの約80年間の通史がないのだとか。巻末の華族一覧は便利な資料になりそうです。華族といえば、戦前の日本的貴族で、優雅な生活をしていたと思いがちです。しかし、その実像は、おどろくほど多様だったようですよ。
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