教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

これからの研究方針

2007年02月25日 23時55分55秒 | Weblog
 今日も家。大学入試前期日程当日のため、登校できません。
 藤垣裕子『専門知と公共性-科学技術社会論の構築へ向けて』(東京大学出版会、2003年)を、速読調でとりあえず読み切り。この本をきっかけとして、博論構想およびいくつかの宙に浮いている論文の問題意識・分析視点などが、少しずつ整理されてきました。私が博論構想にむけてこれからすべき研究は、「合意形成」概念と「教育研究」概念の批判的検討のようです。
 教育会の歴史的役割とされる「合意形成」とは何か、そして大日本教育会・帝国教育会での「合意形成」とはどのような歴史的意義があるか。大日本教育会・帝国教育会で行われていた「教育研究」とは何か、そしてどういう歴史的意義があるか。大日本教育会・帝国教育会における「合意形成」と「教育研究」と関係はどうか。云々。
 今まで細かく研究し、たくさんの資料にあたってきたので、わかることがある。
コメント
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